こんばんは。村松ママンスキーです。
Mrs.fictions ザ・ミセスフィクションズ4
『月がとっても睨むから』
観てきました。
もともと昨年上演予定だった今作。
進捗が芳しくなく、已む無く上演を見送った公演が1年の歳月を経て、
1人のキャスト、スタッフ欠けることなく上演されることになった経緯は、
それだけでドラマを感じますね。
もちろん上演見送りとなったことは褒められたものではないし、
SNSでも問題視する声がいくつか見受けられました。
しかし、上演見送りを決めてからのMrs.fictionsは、劇団として真摯に活動を続けてきたと思います。
予定していた公演の替わりに、過去作品のリーディング公演を上演。
今年3月には過去作品の再演。
今作の上演には振替のリーディング公演のDVDを特典につける。
「私達はこの新作公演を是が非でも届ける。だから待っていて欲しい」
という意志をバリバリ感じました。
一度反故にした公演を待たせる、というのはエゴと言えばエゴですが、
そんなこと言ったら演劇なんか全部エゴなんじゃないですかね。
はてさて、
劇場が変わったことによりネタが大幅に変わったと思われますが、
フライヤーにあった「罪と暮らせば」というコピーはそのまま。
(父と暮せばのオマージュ的な部分もあったなぁ)
テーマもそのままだったんですかね。
「罪を犯したものは何をもって赦されるのか?」
相手が許すと言えば赦しになるのか。
自分が許されたと思えば赦しになるのか。
はっきりとした答えは明示されていませんでしたが、
前向きな、Mrs.fictionsらしい回答がそこにはあったと思います。
僕はとあることで、
「赦す」という選択肢は選べなかったのですが、
未だに、のうのうと芝居に関わることに怒りを覚えるくらいですが、
「赦す」とは果たして何なのかを改めて考えさせられました。
漫画の主人公は、最初悪役だったキャラクターも仲間にして、協力して戦ったりしますが、
誰もが主人公に、ヒーローになれるわけじゃない。
全てが上手くいくことなんてない。
それでも、ヒーローになりたい、なりたかった人の琴線に、
この作品はそっと触れてくると思います。
観られて良かった。
それでは、また。
村松ママンスキーでした。