こんにちは。
看護師のベビースキンケア教室 ままのて です。
看護師のベビースキンケア教室 ままのて です。
医療現場でステロイド入りのお薬は目にしない日などないし、すごく身近に使われています。
一方で、ステロイドは魔法の薬、と称されることも事実。
なぜかって炎症に対して効果が目に見えて早く、すぐに治る(ように見える)から。
でも長期間使い続けることで副作用が強くなることも事実で諸刃の剣⚔と言われたりします。
では、赤ちゃんの肌に対してはどうなのか
これは使い方なのではないかと思います。
事実私の子供の場合も1ヶ月近くもステロイドなしでなんとかしようとしていた結果激しく悪化させてしまいましたが、皮膚科でステロイドを塗布されたらその日のうちに皮膚トラブルは消えてしまいました
ステロイドには炎症を鎮める作用があります。
火事の火を消すような役割です。
ただ、1回の使用で効いているようには見えますが、実は数日は継続して使用しないとぶり返してしまいます。
これは一見、火事が消えているように見えても小さな火が灰の中にくすぶっているような状態で、風が吹いたり何かの拍子でまた火が燃え上がる可能性があるのと同じです
なので、きちんと指示通りに数日間は使い続ける必要があります。
見た目で治ったと判断して止める→しばらくするとまた悪化する→またステロイドを塗って良くなると止める
を繰り返していると、結果として長期間ステロイドを続けることになったり、効きにくくなって強いものを使わなくてはいけなくなったりする可能性があるのです
なので必ず指示を守って正しく使いましょう
また、先生は部位別に何種類かのお薬を出させることもあるかと思います。
これは皮膚の吸収する力がからだの部位によってちがうためです。
腕の皮膚を1とするとお顔の額なら6倍、陰部に関しては42倍もたくさん吸収してしまうことになります。
なので、赤ちゃんはもちろんご自分でも、たまたまあったから、とからだ用に出されたお薬をお顔に塗ったりすることのないようにしましょう
次回は赤ちゃん保湿のきほんのき👶についてお伝えします