悲しみと向き合って、わかったこと。


悲しみを忘れさせてくれることが、本当に好きなことだと。


小説、育児書、子供の教育……。


悲しみを、増長させていく感覚があるのに対して、


ひたすら賃貸物件の間取りを見ること、


何か、逃げている、という感じになった。


逃げて、というか、逃げられる、というか。


これは、新しいものの見方だ。


ペットの死、


第二子断念、


の悲しみから、逃げる。


逆説的かもしれないけれど、逃げることが、向き合うことなんじゃないかと、


生きることに向き合うことなんじゃないかと、


そして、生きるということが、ペットの死に対する誠意あるやり方なんじゃないかと、


…思う。


だから、何かを変えられる。


きっと前向きに生きていける。


そう思える、きっかけをつれる、


そんな希望が、ひらめきつつある。