見てる人は見てるのね。


以前書いたこの同僚。


サボるのと人に仕事を押し付けるのが上手くて、この人とシフトが同じ日は本当にストレスだったが最近少し波が違ってきた。


私たちはレジ係という職種なのだが、小さな店なので商品出しや整理なども同時に行い、どちらかと言うと皆レジをやりたがらない。レジは気を使うし嫌な客にも対応するし息抜きも出来ないし、諸々対処することがあるので結構忙しくストレスな仕事だからである。なのでズルい同僚はいつもレジを私やその他の新人に押し付けて、自分は店内で商品整理するふりしながらフラフラしていた。

今まではそれで通ってきた。なぜなら産休に入っていた責任者の代理で来ていた人に気に入られていたからである。


店の一番上の責任者と2番目の責任者が産休から戻ってきて約1ヶ月、この同僚のサボりぶりに目を付けたんだと思う。 ここ1、2週間、姿が見えなくなると「◯◯ー、どこにいるのー?」と呼び戻して仕事を振ったりレジ担当をさせたりしている。しかし真面目に仕事をしてこなかったので、品出しなども後から入った新人よりも時間がかかる始末。


先日午前中にオーナーの奥さんと2人きりのシフトになった時、運悪くシステムトラブルと配達遅延等が起こり、彼女はイラついてギャーギャー言っていた。彼女のギャーギャーにはもう慣れっこになっているので(でも結構良い人でもあるし)、ハイハイと文句を受け流しながら、まあまあとイライラをなだめながら午前中の仕事を終える時、彼女がボソッと言った。「とてもストレスな日だったわ、正直言って今日一緒にいたのがあなたでよかった。もし〇〇(怠け者の同僚)だったらキーッてなってたわよ」


そうか。 コミュ力はもちろん大事なのだけれど、さすがの仕事嫌いな国フランスでもそれだけでは信用は得られないんだね。


ちょっとだけ溜飲下だったわ。