仕事の同僚の話。

南米出身で16歳でフランス人と結婚してフランスに移住。結婚当時夫の年齢は31歳。


フランスに来たものの、1人での外出は許されず、夫か夫の母親とでないと外に出してもらえなかったそうだ。 夫はムスリムなのか?と聞いたらムスリムではない、普通の生まれながらのフランス人だと言う。


夫との子供を2人産んだが、暴力を日常的に受けていて、夫が怖くていつも夫の顔色をうかがうひびだった。 そんな生活を十数年続け、数少ない知り合いを通じて今の職場(コンビニ)のオーナーと出会い、補助金で賄える弁護士などを紹介してもらい離婚して自立、同国人と再婚してさらに3人子供ができ、今は幸せな生活をしている。


若くしてフランスに来て、何も知らなかったので、暴力を受けてもただそれを我慢して、やっと離婚となっても慰謝料すら請求する術も、請求できることさえ知らなかったという。


彼女は人の助けを得られたが、こういう状況の中何年も、または死ぬまで夫の支配下におかれて怯えて暮らす女性はたくさんいるんだろう。