介護な里帰り 番外編 納棺 | つれづれに

介護な里帰り 番外編 納棺


もう介護はしていませんが、
以前していた遠距離介護の続きのようなものなので、番外編としています。

特養ホームから、母が亡くなったという連絡を受け、
急きょ駆けつけて対面した続きです。


母と対面してほどなく、
献体先の大学から手配された葬儀屋さんが到着しました。

母が安置されていた部屋は建物の奥まったところにありましたが、
すぐそばに外に出られそうなドアが見えていたので、
てっきりそこから出るのだろうと思っていました。

が、驚いたことに入所者さんがいる方へいる方へ、ストレッチャーが移動、

えっ?! 皆さんの前を通っていくの?と思ったら、
各お部屋も食堂も、
入所者さんのいるお部屋はすべて、廊下側のカーテンが閉まっていました。

不自然なカーテンでした。

認知症の方が多いとはいえ、察する人は察するんだろうなぁ。

誰かが亡くなるたびにカーテンが不自然に閉まるって、
私はちょっととイヤだな、と思ってしまいました。

まあ、このルートでしか出られない事情があるのでしょうけれど。

父のときはどうだったかしらと考えましたが、思い出せませんでした。

母は、数人の職員さんに見送られて特養ホームをあとにしました。

父のときはもっと多かった気がするけれど、
たぶん父は平日で、母は土曜日だったからでしょう。


母の見送りの場は、妹が市内の葬儀場をおさえたので、特養ホームから10分足らずで着きました。

最近は、告別式とかはせずに少人数でこじんまりと見送る方々が増えているようで、

いかにもそれ用の小部屋に通され、
そこで納棺になりました。

棺のまわりは好きに飾っていいとのことで、
妹が選んだお花を飾り、
特養ホームの母の部屋に飾っていた写真を飾り、
実家で見つけてホームに持ち込んでいた古いアルバムを置き、
母の好きそうなお菓子を置き、、、

先日、職員さんから母が喜んでいたと聞いて、もう飲むことはないだろうと思いつつ買ってしまったドリンクも置きました。


翌日の段取り等を妹と確認しあったら、
もう準備完了でした。