高校2年生で飛び込んだ芸能界。
憧れていた世界とは別物でした。

モーニング娘。になりたくて受けたオーディションだったけど
実は全く別物のアイドルグループに合格したことに気づく。。

謂わゆる「地下アイドル」ってやつです。
近年は地下アイドルも有名になってきましたが
当時は存在すら知らなかったので
小さいライブハウスでお披露目ライブをするなんて思ってもなかったです。

歌もダンスもはじめてだったけど
応援してくれる人がいたから上手くなりたかった。。

これは勉強を好きになったのと同じ感覚で
誰かが応援してくれる中で、支えてくれる方がいて、それを数字という結果で恩返しする。
この流れがわたしの得意な道だったみたい。

半年で脱退して違う地下アイドルに引き抜かれたけど、
なぜかグループで1人だけ唯一ソロのお仕事がくるようになり
グラビアのお仕事やバラエティ番組に出たり、
グラビア撮影会やイベントに参加したり
気がつくと18歳。
1人で400万円の売り上げを出すくらいに大きくなっていました。

そんな中、事務所が給料の中抜きが発覚。
事務所を移籍し、一発目に受けたオーディションが2・5次元舞台の主演オーディションでした。
まさか受かるとは思ってもなく。。。

お芝居すらやったこともなかったのに選ばれ驚きました。

そこからポンポンと年間2〜4個くらいのペースで大きな舞台やミュージカルが決まり、
食うに困ることもなく、仕事に没頭しました。
毎回オーディションで勝ち取ってきたので
皆さんが思うキャスティングのように声がけいただき選ばれているわけではありませんでしたが
わたしはオーディションに合格することが芸能人生で1番嬉しい出来事でした。

山のようにいる候補者の中からたった1人が選ばれる。
その快感はかけがえのないものでした。