こんばんは〜😍

 

英語圏の文学に疎くて…

どの時代の人?

どこの人?

私の中で宙に浮いていたキャサリン・マンスフィールド。

 

 

彼女の人生と作品を綴ったこの本を読んで

驚愕の事実のオンパレード!(◎_◎;)でした。

 

 

1888-1923、34歳。駆け抜けるような人生。

生きている時間と戦うように、書いた人だったのですね。

 

・ニュージーランド出身(当時は独立していなかった)

・お父様の事業の成功と慧眼で当時珍しくイギリスで教育を受けることができた

・そしてウォルター・リップマンが先生だった(『世論』)

・モンパルナスの兄貴、フランシス・カルコの恋人だった

・彼女のデビューに助力した文筆活動の姉貴分、ベアトリスはモディリアーニのミューズ

・D.H.ロレンス夫婦と、のちに結婚する夫との共同生活でロレンスのDV夫ぶりが発覚

・ブルームズベリー・グループ!!!

・バートランド・ラッセルに口説かれていた

・ケインズ所有のアパルトマンに住んでいた(又貸しですが)

・ヴァージニア・ウルフと友人であり理解者でありライバルであり凄い関係

 

 

個人的に気になったのは

マントンでの創作活動もそうですが、

フランスには縁ゆかりもあって、

おそらく、キャサリン・マンスフィールドブームが

第二次世界大戦前にあったのではないかと推測。

マリー・ローランサンも『園遊会』に

インスピレーションを受けた作品を描いています。

 


 

他にも彼女の病(それに対する偏見も含めて)や

トラウマ的な記憶にも触れられていて

いろいろ勉強に。。

 

彼女を支え、交流のあった人たちの人生が浮かび上がるような

びっくりするような研究書でした。

ウルフの作品の読みが変わりそう。