職場や仕事上のお客さまへ子宮頸がんを公表するのは一般的にとてもデリケートなこと。性交渉の回数や人数の多い人がかかる病気、と誤解を持っている人も少なからずいるでしょう。

でもmamaちゃんは包み隠さず、あえておっぴろげにしていきたい主義。子宮疾患にかかっても、自分が女性であることを今まで通りとても誇らしく思っています。なんなら、女性は男性よりちょっぴりお得な人生だと感じています。


公表したことがきっかけで、もし陰口を叩かれるようならば、そんな人は心からの友達・信頼できる同僚や上司ではないし、この人たちの本性が早く知れて良かった、と思うでしょう。そういう人たちって日頃から心が通い合っていない上っ面な関係であることが多いのではないでしょうか?

万が一身の回りにそういう人がいたら、オマエが陰でコソコソ喋ってるの知ってんだぞ💢的オーラを全力で出しながら接触し、相手の心をめちゃくちゃに掻き乱す戦法を行こうかと密かに企てています。アラフォーにもなろうことに、大人気ないところがあるんです…すんません。

ちなみに今の所、陰口のウワサは入ってきていません。


子宮摘出手術を行う旨会社へ報告すると、

いるわいるわ、腹腔鏡経験者and経験者家族。

自分が知らないだけで、意外といるんです。

しかもそういう人たちって、本当に親身になってくれるんですよキラキラ大変なのは自分だけではない、と思い知らされます。


年の近い上司A

「オレおととし腹腔鏡で胆嚢とったんだよ。完全に遺伝。痛いよ〜、覚悟しときなねw。でも、出産経験している女性はどうだろう。出産の方が大変かも知れないよね、オレ男だからわかんないけど」


同じく年の近い上司B

「うちの奥さんも卵巣の手術を腹腔鏡でやってるんだよ。寄り添っていた身として、気持ちはわからないようでわかるかも知れないから何かあったら言ってね」



すごく心強かったです。



そして仕事上のお客さんからも続々と。


顧客A

「わたしは軽度異形成どまりだけど、それだけでもハラハラしましたよ。子供もいるし、もう子宮なんてお役目御免だから、病気を気にするくらいなら取っちゃった方がスッキリするかもしれないですね。お大事にして下さいね!」


顧客B

「実は私卵巣と子宮を開腹で両方取ってるの。絶対に術後のケアテープを貼っておいた方が良いよ。これだけはやっておけば良かったなって後悔してる。もし今後私のような経験をする人に出会ったら必ず伝えたいと思っていたのよ。子宮取っても何の問題もないよ。経験者の私が言うんだから間違いない。


ちょっと厚かましい顧客C

「手術すんのかよ!すぐやらなくて本当に平気なのか⁈オレ大腸で世話になったんだけど、慶應に寄付してるから先生から連絡もらったりするんだ。できたら口利きしてやるよ‼︎」


近しい人からのアドバイスってとても心に染みるんですよね。包み隠さずお話しして本当に良かったです。




実は…

子宮全摘を決断する上でネットサーフィンをしていたら、とある整骨院のHPにて


「体は相互扶助!」


「子宮全摘することで卵巣に歪みが出て首が凝り、自律神経低下や更年期・分泌系の機能低下を促す」


と不安を掻き立てるような記事が書かれていて、これが数ヶ月頭に残り、本当に子宮全摘して良いものか?と考え込む時期がありました。

ちなみにmamaちゃんは術後


上記に書かれた症状はありません。


今の時代スマホやPCなどで簡単に肩こりします。

卵巣が歪むってどんな表現ですか?違いますよ。卵巣から出るホルモンをキャッチする子宮がなくなるからホルモンバランスが若干かわるんです。医師に確認済みです。

しかも「卵巣と骨盤の調子を整えたらスッキリされました」とも掲載されており、骨盤矯正はできるかも知れないけど、卵巣の調子あなたに整えられないですよね?

お店の看板を背負って情報を世に出す以上ウソをやめて、正しい内容とそれに基づくエビデンスを載せて下さい。


…とまぁ散々書きましたが、迷走していたmamaちゃんは、落ち着いて見れば誰にでもわかるような集客目的の印象操作にまんまと翻弄されたわけです。

もちろん全てが間違いとはいえないかもしれないけど、手術を控えられている方は正しく情報収集されることを切に願います。最後にGoogleさん、こんなの検索トップに出さないで下さい。




…ごめんなさい。

ちょっとヒートアップしました。

のちにこのブログを読み返した時、こんな感情も抱いてたっけ、なんて臨場感たっぷりに思い起こしながら読めるんじゃないかと思って書き記しました。


余談ですが、若年社員の女の子に今回の一件を話すと、皆んな口裏合わせたかのように「え、ワクチン打ってないんですか⁉️」と第一声で言われるわけです。その度に「いやぁ、私の時はワクチン被害訴訟の尾が引いていて、積極的な接種を推奨されていなかったのよ…」と時代を感じる発言に若干の恥ずかしさを感じながら答えたものです。



なにはともあれ、

頸がん公表によって思わぬ助言を多方面から頂き、子宮全摘を一大決心することができました。

本当にありがとうございました!