今回の入院でお世話になった病室は


第一希望女性専用相部屋


でした。


きっと個室になるんだろうな、という心づもりでいたので、特別食に対しての期待が膨らみすぎて、良かったようなちょっと期待外れなような。


なぜ私が相部屋を第一希望に選んだかと言うと、もちろん金銭的にリーズナブルということもあったのですが、個室であっても面会ができないこと、複数人の看護のために看護師さんが頻繁に出入りする相部屋は困った時に気軽に声をかけやすいことや、個室だと1人で不安を感じるのでは?と思ったからです。あわよくば同室の方々とお話しできたら嬉しいな、と淡い期待を抱いていました。メンタル超大事です。


では実際女性専用相部屋で闘病生活を送り、どのような感想を抱いたかというと…まぁまぁストレスなく過ごせた、に尽きます。

同室の患者さんは皆さんマナーが良く、環境に恵まれたことが大きいのかもしれませんが、私が受けた「単純子宮全摘術」は、一般的に生活に支障が出るような後遺症がほぼないことや、早期に歩行・一般食摂取ができるので、他の患者さんに気遣いができるくらい術後の体調が良好です。そのためほぼラウンジにいるか、身体を動かしウロチョロしていたので病室で過ごす時間は短かかったのです。

トイレで用を足すときも病室内のものではなく、廊下に設置されている共用トイレを使用したり、買い食いの食べ物をコンビニで品定めするためフラフラしたり。

結果的にそのような行為が、術後の療養において身動き取るのが困難であったり、お部屋で安静に過ごす時間が多いと思われる同室の患者さんのために自然と配慮出来ていたんじゃないかなと思います。


一方で、術後自分以外の方の回診にも看護師さんはやってきますから、出入りの頻度が高く日中ゆっくり寝たいのに都度目覚めてしまう、というデメリットも感じました。ぐっすり休みたい、という方は強いストレスになるのかもしれませんが、mamaちゃんにとってそのストレスを感じたのは術後丸1日程度でした。


その他うーとか、あーとかの独り言、ガス出し(術後大事!)など遠慮してしまう感はありますが、そこはお互い様ということで多少は割り切らせていただきました知らんぷり


余談ですが、とある日の夕食中、向かいの患者さんが聴いていたMISIAの曲がもれ伝わり、思いがけずとっても心地よいディナータイムとなったのですが、暫くしてそれに気づいたご本人から

「お食事中すみません、Bluetoothが入ってない状態で音楽を聞いてました。ご迷惑おかけしました。」

と丁寧にご挨拶いただきました。


聞こえてくる側はストレスを抱なくとも、後から気づく当事者が1番恥ずかしい思いをするようです。ワイヤレスイヤホンを持参の方、接続確認大事です!


ともあれ、相部屋において動ける人が動けない人を気遣うことは、お互いの入院生活をより良いものにするためのマナーであることを実感しました。