毎月2冊、本を読むことを目標にしています。

今月は

・四月になれば彼女は 川村元気◯


佐藤健と長澤まさみ、森七菜で映画化している原作。

結婚間近な男性のもとに、元カノから手紙が届き、彼女が突然失踪してしまう

というストーリーに引かれました。


元カノが病死する前に送った手紙によって

愛を失わないためには手に入れないことではなく、愛すること。

愛することで愛されていることがわかる。

愛が離れていくのは必然だが、二人の間に愛する気持ちが残っているなら、その欠片を繋ぐことができる。


「愛することで初めて愛される」

自分と同じくらい、それ以上大事な存在になるってことですよね。





・ライオンのおやつ  小川糸 ◯


 末期癌でホスピス「ライオンの家」(由来は、ライオンは百獣の王。何者にも煩わされることが無いものが暮らす家)に入居した30代女性。

月一のおやつの日には、リクエストで選ばれた入居者の思い出のおやつが振る舞われます。


穏やかに、けれど最期まで懸命に生きる登場人物達に胸が打たれます。