テギョン常務が 会社を乗っ取ろうという疑惑があろうがなかろうが
そんなこと 私から聞くわけにもいかず
あれからも やっぱり私は 常務を寝かせ付けに通っている
相変わらず 出来損ないのシェヘラザードの私は
毎回 テギョン常務にツッコまれまくりながら
ただただ話をするだけで
それ以上でもなく それ以下でもなく
ある意味 穏やかに日々は流れていく
そして 相変わらず
そのまま テギョン常務の家で寝落ちてしまい
朝帰りを繰り返しているが
絶対に 泊まる用意はしていかないという
マイルールだけは 守っている
そんな中
テギョン常務が１週間出張に行くことになった
「大事な商談を成功させるために
良質の睡眠は欠かせない
ミニョ ・・・ お前も一緒に来い！ 出張旅費は自腹でも出してやる」
「いやいやいや
経理の私が テギョン常務の出張になんて
ついていける訳 ないでしょーよっ！
どーしても眠れなかったら 電話してください
遠隔シェヘラザードしてあげますからｗ」
そう言って送り出すと
ホントーに 毎日日付が変わるころに 電話してきやがった
でも
習慣というのは恐ろしいもので
テギョン常務と一緒にいないという現実は
なんだか どこか物足りないような 寂しいような
なんとも説明しがたい気持ちにさせた
ーー １週間後
「・・・ ほら ・・・ 土産だ！」
ポイっとテーブルの上に投げられたのは
・・・ 温泉まんじゅう
「うっわー だっさー
お土産のセンス ないわーー」
うっかり口に出してしまった私に
「なんだ！
コ・ミニョのくせに 文句言うとか生意気だぞ！」
唇を尖らせて 拗ねた顔のテギョン常務が
ちょっと 可愛い
「なら 食うな！」
箱を取り上げようとする テギョン常務に
「いやいやいや 食べますって
土曜日の夜に わざわざ出てきたんですから
・・・ で ・・・ 何か話しがあったんじゃないですか？」
帰ってきたから 今夜はうちに来いと電話がかかってきた時
なんだか テギョン常務の様子が
少しおかしいような気がしていた
私の言葉に 少し考えこんだ テギョン常務だったが
「・・・ いや ・・・ 別に
ただ その間抜け顔を見るついでに
お前が 俺のこと忘れてないか確かめるためだ」
そう言って はぐらかされた
「じゃぁ お茶でも入れましょうか
私 温泉まんじゅうって 実は 結構好きなんですよねー♪」
立ち上がり キッチンに向かおうとすると
「いや ・・・ 入れなくて良い！
ちょっと 座っとけ！！」
テギョン常務はそう言いながら
リビングのカーテンを大きく開け
ルームライトを消したのだった
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お付き合いありがとうございます。
テギョンさん おパンツのセンスだけではなく
お土産のセンスもなかったのねｗ
そういえば
ままじのお母ちゃんも お土産のセンスがイマイチだったわー
センスというより 王道のモノを買ってくる的な？
でっかいどーに行けば 鮭クマ（木彫り）
まいこはーん県にいけば 舞子はんの絵姿が書いてある栓抜き
ブルー森県に行けば ままじの頭くらいあるでっかいリンゴ型の貯金箱
・・・ いやー ねーよｗ
そういえば ブルー森県旅行のお土産
ままじ・ぱぱじ・ちゃまじ ３人お揃いの ねぶたのＴシャツもあったｗｗ
ちゃまじさんが この前愚痴ってたんだけど
直属の上司が 出張に行くことが多くて
毎回律儀に課の人々に お土産買ってくるんだって
で 一番下っ端のちゃまじさんに
「これ 皆で分けて食べてください」
って言って 渡すんだけど
そのお土産が めっちゃセンスがないらしくって
この前は 『お徳用』と書かれた
チャック付き袋に入ったおせんべい（個包装ではなくバラ）
で その次が
これまた チャック袋に入った 味付け海苔だったんだってｗ
「こんなん どうやって分けろっちゅーねん！」
って 言いたいのを グッと我慢したらしいｗｗ
ちなみに そのお土産
最初は ティッシュに少しずつ乗せてー っやって分けてたんだけど
面倒くさくなって
結局 「いる分だけ取って 回してくださーい！」
ってことになったらしいｗｗｗ
でもさー
味付け海苔って なかなか剛の者じゃね？
