「まぁ ミニョ ・・・ 朝飯食って行けって!」
お兄ちゃんは 私の目の前に コンビニのおにぎりをずいっと突き出す
「・・・ なにか頼みたいことがあるの?」
ジト目でおにぎりを受け取りながら聞くと
「いやいや それじゃぁ 兄ちゃんが
ミニョに都合のいい時だけ親切にしているみたいじゃないか♡」
「そうじゃん!」
「そうかぁ?
俺はいつも可愛い妹に親切じゃん♪ ほら☆彡」
ニヤニヤしながら 私の手からおにぎりを奪い
フィルムを剥いでくれる お兄ちゃん
私は お茶を入れながら
「だってさ 小学生のころ
お兄ちゃんが私に 飼育委員になれって言ったのは
土日に動物さんのお世話をすると貰える ご褒美が目当てだったじゃん!
自分は 休みの日に学校に行きたくないからって
私に飼育委員やらせてさ!!
確かあの時も 私におやつのドーナツ半分くれたよね」
「うっわぁぁぁーーー
すっげー 懐かしい話するなーw
飼育委員の話し まだ根に持ってたのかよww
俺 ミニョに言われるまで忘れてたわwww」
「ちょっと最近 昔の話しすることがあって
思い出したのよ」
お兄ちゃんにお茶を渡し
おにぎりを食べ始めたところで
「なぁ ミニョ お前の会社にいると思うんだけど
・・・ ファン・テギョンって知ってる?」
「・・・ ブホッ! ゲホゲホゲホ ・・・」
いきなりの話題に 盛大にむせる私を見て
さらに ニヤニヤしながら
「え? なに??
ミニョってば めっちゃ動揺してるじゃん
もしかして 朝帰りしたの ファン・テギョンの家にお泊りしてたとか~ww」
「お兄ちゃんてば もしかしてエスパー?」
「は? マジ??」
うっかり ・・・ ホントーにうっかり
お兄ちゃんに テギョンさんの家にいたことがバレてしまった
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お付き合いありがとうございます。
相変わらず 鋭いミナム兄ちゃん
こんな人が 本当にお兄ちゃんだったら 妹は苦労が多いし
彼氏とかできたら すぐにバレちゃうよねw
え~ ・・・ 実家に帰っておりました
夏に 食べれなくなって もんのすっごく弱ってたお母ちゃんですが
涼しくなったら すこし食べれるようになって
無事 年を越せそうです
施設の人が言うには
ほぼ寝たきりで 日々 うつらうつらしている状態なんだけど
「あと〇〇日で 娘さんが帰ってくるよー!」
って言うと 結構しゃっきりして ご飯食べたりするんだそうです
まぁ 1時間くらいしか会えないんだけど 楽しみにしてくれているのねー
あと 何回会えるかわからないけど
私が誰だかは 絶対分かるので それは嬉しいな