出来損ないのシェヘラザード 11 | 気まぐれ・・・美男のお部屋

気まぐれ・・・美男のお部屋

気まぐれに、美男ですねのお話をいろんなテーマで綴ってみたいと思っています。
宜しければお付き合い下さい・・・ぺこり。

 

 

 

 

「まぁ ミニョ ・・・ 朝飯食って行けって!」

 

 

お兄ちゃんは 私の目の前に コンビニのおにぎりをずいっと突き出す

 

 

「・・・ なにか頼みたいことがあるの?」

 

 

ジト目でおにぎりを受け取りながら聞くと

 

 

「いやいや それじゃぁ 兄ちゃんが

 ミニョに都合のいい時だけ親切にしているみたいじゃないか♡」

 

 

「そうじゃん!」

 

 

「そうかぁ?

 俺はいつも可愛い妹に親切じゃん♪ ほら☆彡」

 

 

ニヤニヤしながら 私の手からおにぎりを奪い

フィルムを剥いでくれる お兄ちゃん

 

私は お茶を入れながら

 

 

「だってさ 小学生のころ 

 お兄ちゃんが私に 飼育委員になれって言ったのは

 土日に動物さんのお世話をすると貰える ご褒美が目当てだったじゃん!

 

 自分は 休みの日に学校に行きたくないからって

 私に飼育委員やらせてさ!!

 

 確かあの時も 私におやつのドーナツ半分くれたよね」

 

 

「うっわぁぁぁーーー

 すっげー 懐かしい話するなーw

 

 飼育委員の話し まだ根に持ってたのかよww

 

 俺 ミニョに言われるまで忘れてたわwww」

 

 

「ちょっと最近 昔の話しすることがあって

 思い出したのよ」

 

 

お兄ちゃんにお茶を渡し

おにぎりを食べ始めたところで

 

 

「なぁ ミニョ お前の会社にいると思うんだけど

 

 ・・・ ファン・テギョンって知ってる?」

 

 

「・・・ ブホッ! ゲホゲホゲホ ・・・」

 

 

いきなりの話題に 盛大にむせる私を見て

さらに ニヤニヤしながら

 

 

「え? なに??

 ミニョってば めっちゃ動揺してるじゃん

 

 もしかして 朝帰りしたの ファン・テギョンの家にお泊りしてたとか~ww」

 

 

「お兄ちゃんてば もしかしてエスパー?」

 

 

「は? マジ??」

 

 

うっかり ・・・ ホントーにうっかり

お兄ちゃんに テギョンさんの家にいたことがバレてしまった

 

 

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お付き合いありがとうございます。

 

相変わらず 鋭いミナム兄ちゃん

こんな人が 本当にお兄ちゃんだったら 妹は苦労が多いし

彼氏とかできたら すぐにバレちゃうよねw

 

 

え~ ・・・ 実家に帰っておりました

夏に 食べれなくなって もんのすっごく弱ってたお母ちゃんですが

涼しくなったら すこし食べれるようになって

無事 年を越せそうです

 

施設の人が言うには

ほぼ寝たきりで 日々 うつらうつらしている状態なんだけど

「あと〇〇日で 娘さんが帰ってくるよー!」

って言うと 結構しゃっきりして ご飯食べたりするんだそうです

まぁ 1時間くらいしか会えないんだけど 楽しみにしてくれているのねー

 

あと 何回会えるかわからないけど

私が誰だかは 絶対分かるので それは嬉しいな

 

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