「ドゥーラ」という言葉は、ご存知ですか?

ドゥーラの語源はギリシャ語で「他の女性を支援する、経験豊かな女性」をいいます。

そして「ドゥーラ」とは「妊娠・出産・子育てをする女性を、地域社会で支える存在」です。
諸外国では職業として「ドゥーラ」は確立されています。
日本でも2012年、一般社団法人ドゥーラ協会が設立されました。

この度、ママイキ練馬にドゥーラ協会の丑田香澄さんより、ご協賛いただきました。
以下、主催メンバーの とも が「ドゥーラ」について語らせていただきます!
(実は産後ドゥーラを目指しております!!)

近年の子育て環境を改めて振り返ってみますと…。
核家族化が進み、自分の家の「隣近所の方がどんな方かも分からない」
くらい人間関係も希薄になり
子育て環境は「孤独」と隣り合わせ…そんな印象があります。
そんな最中、「子育てにおける責任」がその両親だけ、
特に一番子どもと関わる時間の多い母親に、重くのしかかってはいないでしょうか…。

産後の心身不安定な時期から、
母親は「自分がしっかりしなくちゃ…」と、自分のことは後回しに、
せっせと赤ちゃんと関わります。
けど、そんな「自分自身も不安定」な時期に、
「自然に」赤ちゃんに愛情って注げるものでしょうか…。

私自身の経験から言わせていただければ、正直「否」です。

やはり、母親自身が心身共に整わない状態では、どうしたって、
生活のどこかで歪みが生じます。

妊娠・出産はいたわってもらえる存在だったのに、
産後はたちまち「母親」という目で見られ、
「お母さんなんだから、しっかりしなさい」と、発破をかけられる存在になってしまう。
また、子どもを連れて外出すれば、いつでも視線は子どもへ…。
周りの方々は決して悪気があるわけではない…決して…。

近年、母親の産後うつ、虐待などのニュースも増えていますが、
それは本当に母親、あるいは両親だけの問題なのでしょうか?
心身共に不安定な母親を支える存在が、
今の日本の社会において十分に存在しているのでしょうか?

そんな産後間もない母親に寄り添う存在の一人としてドゥーラはいると思います。

母親も、すくすく育つ世の中に。

これはドゥーラ協会の「ミッション」として掲げられていることばです。

母親として、子どもに愛情を注げるようになるには、
母親自身がまず「見・留められる」ことが必要と思います。

子どもだけでなく、母親も「育つ」存在なんですよね。
それは自分も「子育て」していて感じます。

医療機関の援助だけでは足りない。
実家の親も遠方だったり、高齢のため援助を受けにくい。

そんな時に、自分の気持ちに寄り添ってくれる存在が居れば…。
そんな存在の1人がドゥーラなのかな、と思います。

ドゥーラは、
★ 妊娠・出産・子育てに関する知識を伝える
★ 赤ちゃんのお世話や家事をする

ことを役割としていますが、
★ 産後女性の気持ちを受け止め、話し相手になる
ことを最も大切にしています。

そんなドゥーラという存在を知って下さい★

ドゥーラ協会では職業として活躍する「産後ドゥーラ」を養成しています。
また、職業としてではなく、家族や友人の出産後にサポートできる知識を身につける
「ホームドゥーラ」のプログラムも用意しています。
妊娠中の女性や父親になる男性、祖父母の方々にも、学んでいただける内容です。

子育てを社会で、担っていくことができれば、
もっと子育てしやすい環境になるんじゃないかな…。
それがひいては、少子化対策や、産後うつ防止、虐待防止に繋がっていければ…。

まだ日本には十分定着してしていない産後ドゥーラですが、
現在約30名の産後ドゥーラの皆さんが全国で活躍されています。
今後も養成講座は開催される予定です!

しかも!実は産後ドゥーラ養成講座の中で、ひろっしゅコーチも講義を担当されています!!
母親たちと同じように、その母親たちを支える人々にもママイキの要素を!
と、ドゥーラ協会の活動に共感して、講義をしてくださっています!!

ぜひ、ドゥーラの存在を少しでも知っていただければ嬉しいです~★

また周りに、支援が必要そうな方がいればぜひ「情報のお裾分け」をお願いします。

詳細は一般社団法人ドゥーラ協会ホームページをご参照下さい!
http://www.doulajapan.com/