夕陽に照らされて木立が燃えたつように
光っていたのも束の間、
あっという間に夕闇に溶けていきました。
そんな光のショータイムを、
撮影機材を片付けつつ、ぼんやり眺めておりました。
ほんの10分ほど（5分かも）。
そして、「あ、私、黄昏てたなあ」と
ふと思いました。
「黄昏れる（たそがれる）」って、
なんだか面白い響きですね。
そういえば、
最近、ほとんど黄昏てなかったです。
独身で会社員の頃は（20年前！）
ごくたまにですが、
週末に多摩川河川敷に本を持っていき、
本は枕にして、夕陽が落ちるのを
ゆっくり見たりもしてましたけど。
結婚し、子供を産んでからは、
そんな時間はほぼゼロ…！
スマホを手にしてからは、
シャッターチャンスを狙って
「ただ風景を楽しむ」ってことが
ほとんどない状態…。
でも、もし煮詰まったら
ほんの5分か10分でも。
空を見て、黄昏れるのもいいと思います。
それぐらいさせてあげて欲しいな。
心が少し、ほんわかとなります。
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