わたしの転機のこと。積み上げた世界が、崩壊したとき。

暑い日が続いていますね。

私は、、、神社でポートレート撮影してて

モデルの方と共に、溶けそうになりました笑

この夏の私は、、、神社撮影が熱いです。

（コンサルもしてますよー笑）

さて、ここ数日、連続で、

「田村さんって、なぜ突然、
自然療法士をやめて、
文章の先生になったのですか！？」

と聞かれました。

よく、質問されますし、
「ステージを変えるサイン」についても
参考にもなるかと思うので、
ちょっと長めなのですが、書いていきますね。

私が
「自然療法士をやめて、文章の先生になる」
と決めたのは、何日も悩んだ末…ではなく、

一瞬のこと、でした。

８年かけて、大事に育てていた
自然療法の仕事を手放した、衝撃の瞬間。

もちろん
「やっとの思いで形にしてきたのに、
全部、無にして、ふり出しですか……」と
ガラガラと崩れる、虚しい感覚に陥りましたよ。

でも、
この「世界が崩壊する感覚」っていうのは
一種のお試しみたいなもので、

「ステージを変えるときにあるもの」だと
あとで知りました。

あの瞬間は、間違いなく、お試しだったな^^;

当時のことを、
もうちょっと詳しく書きます。

私は、４年前まで、
「ホメオパシー」という自然療法を専門とする
自然療法士として活動していました。

その間も、フリーライターの仕事は、
並行してやっていました。

主に企業広告のライティングをしてましたが、

オーガニック系雑誌で健康系の特集記事なども。

「自然療法士」の資格は、
ホメオパシーの学校に４年間通って、とりました。

学費、レメディー（薬代わりのもの）、
専門書、グッズ、、、いっぱい揃えていましたよ。

卒業してからも、
外国人講師の数十万の講座などに、
熱心に通っていました。

軽く数百万…は使ったのでは？笑

↑レメディー

また、資格取得後、
子連れのママが集える場を作りたくて、
リビングの広い家を、

（元）夫に買ってもらいました。
（←すでに別居中だったのに、太っ腹。笑）

子連れOKの勉強会。ゆるいー笑

そうやって、
４年間ほど、
ホメオパシーの健康相談をしたり、
セルフケアの勉強会をしたり、
自然食の勉強会やら、
酵素ジュースのワークショップやら、してたのです。
（当時はガチガチの玄米菜食でしたね）

ど真剣にやってたんです。

また、最初の２年はほったらかしだった
ブログの書き方も学び、

徐々に継続のクライアントさんも
ついてきて、少しずつ、
地域でも知ってもらえるようになりました。

クライアントさんの赤ちゃんと。
私自身も顔アトピーの発症期で完全ノーメイク。
（今と全然違って、自分でびっくりー！）

４年目になる頃には
現役のお医者さんや、
実力派の自然療法士の方を呼んで、

セルケア講座も主催して、開いていました。

（今をときめく方ばかり）

講座は託児付き♡

ママ友にもたくさん手伝ってもらってました。本当に感謝です！

アロマなど他の自然療法をやってる方から、
「ホメオパシーの出張講座」を
頼まれることも増えていました。

客観的には、

登り調子だったと思うんですよね。

そんな頃です、
「ホメオパスの肩書きを手放した」のは。

もちろん、きっかけは、ありました。
それは、あるセミナーに参加したこと。

憧れの女性起業家の方が講師を務める
「オリジナル商品を作る」2日連続のセミナーでした。

私は、もちろん
「自然療法」の本格講座（本命商品）を
作ろうと思って参加したんです。

でも、
セミナー1日目の「自己紹介」で、

「自然療法士と編集＆ライター、
二足のわらじでやっています」と話したところ、

憧れの講師の方に、聞かれたのです。

「どっちをとる？」と。

どっち…？？？？？

「どっちも超・超・大事ですけど？」
って思いつつ、

「どっちか１つとるならどっちだろう？」
そう考え始めました。

そして、そのあと、
ランチを食べながら自問自答したんです。

「私、編集やライティングをやめれる？」と
聞いてみたら、

全然、ピンときませんでした。

じゃあ、
「ホメオパシーやめる？」と聞いたら、、、

「ホメオパシー、やめます。
編集はやめたくないーーー」って、思ったんです。

心の中で思っただけなのに、
涙がブワッとにじんできたことを覚えています。

でも、もちろん

「こんなことを決めて、いいんだろうか？」
と、ドキドキしました。

学びまくったホメオパシーや、

セルフケアのことを
もっと伝えていくぞ！と、

つい、さっきまで、思っていたんだから。

でも、１つをとるなら、、、
「編集＆ライティングだ」って思ったんです。

思えば、私は、
家族の看護中も、娘を妊娠中も、
自然療法の卒業試験勉強中も、
サロンが超忙しい時も、

編集やライティングの仕事を
断ることは、ありませんでした。

結局、「表現する、伝える」
それで喜んでもらうってことが、
純粋に大好きなんですね。

また、他にもそう決断する、
伏線がありました。

というのも、
一緒に自然療法ホメオパシーの
学校を卒業した同期は、７０人ほどいたんです。

でも、自然療法士として、
実際に活動しているのは、、、
当時、私を含めて３人いるかいないか。

自然療法とか、セラピーとか、
「資格を取っても、なかなか仕事にならない」。

そういう方が多いってことを
身をもって感じていました。

そして、
私自身も最初から順調だったわけじゃなく
本当に仕事らしくなったのは、
３年目に入って、
「ブログを整えてから」だったのです。

だから、
自然療法やセラピーなどが大好きで
「これ素晴らしいよ！」って、
伝えたくて起業しようとする方のお手伝いができるように、

「ブログの書き方や、発信方法を
お伝えすることも、いずれやっていこうかな」
そんなことも、うっすら思っていたのです。

実際、同業の方に、
ブログの書き方を聞かれることも、
何度かありましたし。

でも、あくまで、
「自然療法士がメイン」で考えていました。

そんな私に、講師の方は、
「成長したかったら
１つにパワーを集中させなさい」と、
はっきり言ってくださったんです。

思えば、
そう決断させてくれた講師の方も
ものすごい覚悟で、
向き合ってくれたのだなーって思います。

…と、今でこそ、そう思えるけれど、
当時は、本当に怖かったですよ。

これまで積み上げてきたもの、
こんなに簡単に手放してしまっていいのか。

４年かけて、やっと資格をとり、
さらに４年かけて、やっと軌道に乗せたサロンです。

自分のなかで、

ガラガラって崩れる音がしてました。

そんなわけで、
１日目のランチ食べながら、
「ホメオパシーやめます」って、泣きながら決めて、

その日の午後には
「ブログの文章講師になります」って宣言して、

2日目には
新しい「文章講座」のコンテンツを完成させていました。

来たときは「ホメオパス」
帰るときは「文章の講師」。

家に帰ったとき、
洗面台で手を洗いながら、鏡をみて
「顔が違うかも」ってなんとなく思ったものです。

そのセミナーで作った
「文章講座」は3万円で、

４名の方に参加いただいて初開催しました。

それまで、

「セルフケア講座3000円」で

やってた私には価格破壊でしたし、緊張しましたよ。

でも、それだけの価値を渡すのだ！と、

覚悟もしました。

ここが、私の文章の講師としての

スタートになりました。

「どっちにする？」

そう聞かれた時が、間違いなく
私の「ターニングポイント」の一つでした。

正直、
なにが正解かどうかなんてわからないけど
別の選択をしてたら、全く違う人生です。

でも、今、
クライアントさんにも恵まれ、
こうやって自由に仕事ができていること、
やりたいことが、あれこれ湧いてくること、
幸せだなって思っています。

もし、何か迷いがあるなら
ご自分に「どっちにする？」って
真剣に問いかけてみてください。

もし、次に進みたいって
本気で思ってるんだったら
「手放す」時期かもしれませんよ。    

そして、「より恐いほう」を選んでみると、
新しいことが動き出すのではって思います。

とはいえ、
私のクライアントさんには、
副業の方も多いです。

それも、いいと思ってます。

ただ、もっと先へ行きたいと思ったら、
崩壊するチャンス（笑）はきっとあるから、
そこを逃さないように準備してほしいなとも思います。

「一番大事なものは、残りますから大丈夫」
といいたいです。

私は、「表現すること」が残ったかな。

「自分の大好きな世界を、
自分らしく表現して、社会で輝いていく」
そんな女性のサポートをしていきたいって
いうのは、譲れないですね。

すごく長くなりました。

積み上げたものは大事だけど、
縛られることもないのだと思います。

そして、決めた瞬間、
「崩壊は一瞬でおこる」からね。

そんなことも楽しみに、覚悟して
日々、生きていきたいですね。