仕事終わりにLINEを開くと
通知OFFにしているゲス夫のフォルダに
①のしるし。
いまから、カウンセリングに行ってきます。
彼は
もうそれはしなくていいよ、と
伝えた途端、その物事をやり始める。
カウンセリングなど
もう求めてない。
カウンセリングにかよう……。
その文字を見ただけで
息が苦しくなった。
また、
また、前の主治医みたいに
わたしをせめて嘲笑うかのように
扱われるかもしれない。
ほれみろ、専門家が俺のことを否定しなかった。
先生が、俺の話に頷きながら聞いてた。
など、言われる。
想像するだけで吐きそうだ。
ゲス夫。
やるべき事はやってるぞ、といわんばかりに
それだけは報告してくる。
もがいても、
もがいてもがいてもがいても、
水面に近づくことが出来ず
どんどん海底に引きずり込まれるような感覚。
この苦しみは終わることは無いのだろうか。
もう、11年も溺れ続けている。
息は、
そう長くは続かない。