緩和ケアにはいれない? | ママ、わたしは生きていくよ。

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バリキャリ母と、平凡娘ひとり。
母子家庭を襲った母の癌。
闘病3年9か月で風になった母。

母の知らないわたしを徒然したためます。

緩和ケアを考えている。

 

担当医師にそう伝えた、昨日

「そうですか。」

「実は酷な内容ですが、

 呼吸器内科で診断して、あと1か月か・・・

 という診断結果になってからしか緩和には移れません。」

 

いきなり初めての情報を言い出す医師を

恐らく無意識に凝視していたのだろう。

 

すごく恐縮した表情でわたしを見る医師。

 

  そうなんですか?

  聞いてませんでした。

 

どう抑えても非難めいた口調になるのは

本当に初めて聞いたから。

 

「そんなん、ほんまに終わりやん。」

横たわりながら焦ったような表情で母が言う。

 

わたしもどう対応したものか

すぐには頭が働かなかった。

 

  そうであれば、また母と話して決めたいので

  モルヒネの投与は待ってもらっていいでしょうか?

 

  今は呼吸が楽になるような対処をしてもらいたいです。

 

咄嗟にそれだけを伝えて、医師には帰ってもらった。

 

さぁ。。。

どうしよう。

 

呼吸がしんどい母には酸素が必要で

母が以前介護申請するしないで激高し

頑なに拒否したものだから

自宅での酸素吸入は今から申請しても2か月後になる。

 

緩和ケアに行ったら

それらがすべて解決できると思っていたわたしの

情報収集不足だ。

 

もうひとつ、候補に挙がっていた病院。

新聞の記事にもなっていた口コミもいい緩和ケア病棟。

 

 

  聞いてみよか?

母に確認してみる。

 

「もう、わたしの状態がそう(終末期)であれば

 どこもいっしょかもしらん・・・・。」

そう言いながらも

「でも、聞いてみて。」

母の揺れる感情が見て取れる。

 

わたしだって確認もせず、聞きもせず

この状況をそのまま受け入れて後悔したくない。

 

母と約束をして昨日は帰った。

 

QOL (クオリティ オブ ライフ)

 
耳にすることが増えたけれど
浸透は隅々にまでとはいってないのか。
 
 
母の望むこと
それを叶えることだけが母にいいとは限らない。
 
それを見極めるチカラが
わたしに十分に備わっていなければならない。
 
そのために努力を惜しまずしなければ。