骨転移・・・? | ママ、わたしは生きていくよ。

ママ、わたしは生きていくよ。

バリキャリ母と、平凡娘ひとり。
母子家庭を襲った母の癌。
闘病3年9か月で風になった母。

母の知らないわたしを徒然したためます。

『ちょっぴりマーカーが上がってるって』 

 

2週間前のひっかかるラインから

あっという間に時間が経って今日

CTの結果が出る日

 

いつも診察が終わると結果を伝えてくれるのに

今日はなし

 

『次回は1ヶ月後の1/4』

『いまから皮下注射せなあかん』

 

これだけ。。。

 

なになになに?

絶対何かあるやん

 

それでもストレートに聞けないヘタレなわたし

 

「何のための皮下注射?」

「次回の期間短なったね?」

って回りくどくラインしてると電話がかかってきた

 

暗い。

声が暗いっていうか 怖い。

 

『腰に前から転移?って言うほど小さい粒が少し大きくなった』

『骨形成の薬を1ヶ月ごとに皮下注射せんなあかん』

『放射線っていわれたけど、えーっていうたらそうなった』

 

(え?)
(順調やったやん)

(就職活動のために髪も黒くしてこれからのいろいろ考えてたのに)

 

わたしの頭の中はパニックのち機能停止

 

「あ、そうなん。放射線したら一発でたたけるのにww」

「年末なったらなんかあるなぁ」

「ええ神さんところにお参り行かなあかんな、正月」

口だけが動いてる昔のアニメみたいに

わたしは考えもそぞろのままいろいろ喋ったけれど

受け取る側の母も余裕なく、うん。とかなにが?で返してくる

 

骨転移?

転移がないことが母とわたしの支え

まだ大丈夫って思える糧

 

なにがええんやろうか

放射線でなくなるかもしらん

 

母とわたしはおそらく放射線治療が何なのか

はっきりと理解できてないから怖いのだと思う

知らないことをするときは怖い

 

最初の点滴治療の時に

いろんな患者さんから感想や効果を聞いたりしたのも

偏った知識になってるのかもしれない

 

頭で考えればいくらでも落ち着く為の理屈は出てくる

 

でも理屈じゃない

コワイは理屈ではどうにもならない

 

こわいこわいこわい

やめてやめてやめて

 

勝手にママの体を細胞を変異させといて

癌よ、これ以上勝手なことせんといて!