こんにちは、ピロコです。
いつもわが家に来ては
問題ばかり起こす
連れ子の妹Bちゃん（中3）のお友達、
Wi-Fi泥棒ちゃん。
…
実は中3のクラス替えでも
Bちゃんはまたまたこの子と
同じクラスになって
しまったのですよ。
…
このWi-Fi泥棒ちゃん、
小学生の頃から
学校に行くか行かないかを
その日の気分で決めるタイプらしく
平均すると週の半分くらいは学校に来ない、
セミ不登校
的なポジションの子。
…
そして
この子の親もまた
あることないことでっち上げて学校に通報したりする
ちょっと痛い人たちでして、
Wi-Fi泥棒ちゃんがセミ不登校児になっても、
まぁ別に、行っても行かなくても、どっちでも良いんじゃね？
というスタンスのようなのです。
（厄介な人たちっぽいので私は関わりたくない）
…
そんなWi-Fi泥棒ちゃんですから、
当然毎年
どのクラスにいても
完全に浮いてしまうわけで、
新しいお友達などできようもなく、
いつまで経っても
うちのBちゃんだけが
この子にとっての唯一のお友達
なのです。
…
そんな事情を知ってか
学校側はまるで
Bちゃんを
Wi-Fi泥棒ちゃんのお世話係
的なポジショニングをしているかのように
中学校に入ってから
BちゃんとWi-Fi泥棒ちゃんは
ずーっと
同じクラスになっているのです。
…
さて、
前置きが長くなりましたが、
ここからが今日の本題。
…
新学期が始まり
ついに受験生になった
BちゃんとWi-Fi泥棒ちゃん。
…
さすがに中3の大事な年に
セミ不登校などと
ふざけたことはしていられないと思ったのか、
突然Wi-Fi泥棒ちゃんからBちゃんに
『毎日一緒に学校に行こう』
というお誘いがあったのだそう。
…
まぁきっと
Wi-Fi泥棒ちゃんとしては
『Bちゃんと一緒に登校する』
という約束事を一つ決めておけば
たとえその日
学校に行きたくない気分だったとしても
「あーでもBちゃんと一緒に行く約束してるからな」
と、
休みたい気持ちをグッとこらえて
登校するモチベーションになるかもと
思ったのでしょうね。
…
そして。
昨日の朝がその
『一緒に登校する日』
の第一日目
だったのです。
…
待ち合わせ場所は
近所のドラッグストア前。
待ち合わせ時間は
朝の7時40分。
…
いつもは7時50分に家を出るBちゃんですが
「Wi-Fi泥棒ちゃんと待ち合わせをする」
というワンクッションのために
この春からは10分早く
家を出ることになったのです。
…
なのでピロコ、
そんな約束に遅れたらいけないと、
ちゃんといつもより10分早く
Bちゃんに声をかけて起こし、
身支度を済ませたBちゃんが
ちゃんと時間通りに
そのドラッグストアに辿り着く時間に
家から送り出しました。
（過保護）
…
やれやれ、
出発が10分早まっただけで
けっこうバタバタするものだな〜、
でもこれで
Wi-Fi泥棒ちゃんも
いろんな意味で更生
してくれるといいなぁ〜
などと思いながら、
ピロコは静かになったリビングで
片付けをしていました。
…
と、
その時。
…
突然玄関が開く音が聞こえ、
ドタバタとものすごい音を立てて
Bちゃんがリビングに入ってきたのです。
…
そして
はぁはぁと息を切らしながら
切羽詰まった様子で
私に
『ごめん、学校まで車で送ってもらえない？
』
と言ってきたのです。
…
へ？
Wi-Fi泥棒ちゃんは
どうした？
…
ピロコが呆気にとられていると
Bちゃんはまだ息を切らしたままで
こう説明してくれました。
『待ち合わせ場所でずっと待ってたんだけど、Wi-Fi泥棒ちゃん来なくて、家まで行ってみたら、やっぱ今日学校行かないって言われちゃって…
』
…
はい
出たー。
Wi-Fi泥棒ちゃんよ。
キミはどこまで
身勝手なんだい？
…
結局
連絡もなしに待ち合わせ場所に来なかった
Wi-Fi泥棒ちゃんの家まで行ったりしたことで
Bちゃん、
もう徒歩では完全に
遅刻確定
の時間になってしまっていたというわけなのです。
…
いやはや。
言い出しっぺのくせに
初日から約束を反故にするとか
どういう神経の持ち主なのかしら。
…
ピロコはそんなWi-Fi泥棒ちゃんに
完全に呆れ果てながらも
とにかくBちゃんが遅刻しないようにと
すぐに車に乗せて
中学校まで爆走したのでした。
…
もうさ、
Bちゃんもそろそろ
Wi-Fi泥棒ちゃんとのつきあい方
考えたほうがいいんじゃないかなぁ、
と
Bちゃんに言おうか言うまいか悩みながら
運転していたピロコ。
…
それでも今回、
Bちゃんがとっさに
私を頼ってくれたことが
ちょっとだけ嬉しかった
ピロコなのでした。
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