こんにちは、ピロコです。
オーストラリアへの修学旅行から帰ってきた
わが家の連れ子の姉Aちゃん(高2)。
…
わざわざ義母まで召集して
みんなが集まったところで始まった、
Aちゃんによる
オーストラリア土産開封の儀。
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ピロコは
旅行前にAちゃんにお小遣いを渡す時に
あらかじめこう言っておいたのです。
『家族へのお土産などはあまり心配しなくてもいいからね』
と。
…
だってそうでしょう?
海外旅行に行く人にとって
お土産選びってわりと時間がかかるし
誰に何を買おうか頭を悩ませたりするし
なかなかのストレスになったりするじゃないですか。
(私だけ?)
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ましてやAちゃんにとっては
オーストラリアは人生初の海外であり
完全にアウェイ以外の何物でもない。
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そんなところで
気の利いたお土産屋さんでも見つけられればラッキーですが
もしなかった場合、
アウェイの高校生に
お土産選びのプレッシャーを与えるのは
かなり酷なのではないかな?と
思ったし、
むしろそんなお土産選びに時間とメンタルを消耗するよりは
もっと現地でしか体験できないことに
そのエネルギーを使って欲しかったのです。
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一応これは
私の親としてのAちゃんに対する
気遣い
のつもりで言ったのですがね。
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そんなわけで
私個人的には
Aちゃんが私たちにお土産を買って来ようが来まいが
わりとどっちでもいいな、と
冷めた感じではあったのですが。
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Aちゃんは
自分のスーツケースを開けるなり
そのごっちゃごちゃに詰め込まれた荷物の中から
とある1個の小箱を取り出しました。
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そして
まるでお宝でも見つけたかのように
鼻を膨らませて
こう言いました。
『はい!これはパパへのお土産!』
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その手には
おそらく地元のスーパーで買ったと思われる
朝食用シリアルが。
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おお〜。
たしかにね。
海外のシリアルって
日本より種類も豊富だし
味も色も独特のものがあるし
なんか新鮮で楽しいよね♪
…
そして次にAちゃんは
またゴソゴソとスーツケースを探ると
また違うシリアルを出して
『ジャーン!これはBちゃんと実子ちゃんに♪』
と弾む声で言いました。
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あれ?
またシリアルですか?
…
まぁ、
それはそれで、
いいんですけどね。
Bちゃんだって実子だって
海外のシリアルなんて
これまで食べる機会なんて
なかったですからね、
きっと喜ぶはず。
…
そして
その後も
またその後も、
Aちゃんのスーツケースからは
続々と目新しいシリアルの箱が飛び出しては
『はい、これはピロコさん』
『はい、これはバァバ』
と言った具合に
そこにいた人全員に
それぞれ違う種類のシリアル
を配ったのです。
…
え、待って?
全員、シリアル?
…
なんか私、
これにはほんと
笑ってしまいました。
…
いや、
いいんですよ?
海外シリアルのお土産、
ピロコ的には大歓迎。
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それにうちは
ダンナ用
Bちゃん&実子よう
ピロコ用
と、
なんと3種類ものシリアルが試せてしまうんですもの、
楽しいじゃないですか。
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ところが。
それを受け取った義母が
Aちゃんに
笑いながらこう言ったのです。
『私もジィジもこういうの食べないから、いらないわ』
…
えええっ
…
せっかくのお土産を
『断る』
なんて選択肢が
この世に存在していたなんて、
ピロコ知りませんでしたわ。
…
てか、
たしかに義父母世代の民が
シリアルなんてもんは食わないのは
なんとなくわかりますけど、
そこはせっかく愛孫が買ってきてくれたんですもの、
一旦受け取って
食べるか食べないかは
その後考えればいいんじゃね?
…
それでも義母は
まるで
『自分は正しいことを言っている』
みたいな空気感をムンムンに出しながら
頑として
『いらない』
とそのシリアルを
Aちゃんに突き返すのです。
…
なんかこいつ、
信じらんねぇ。。。
…
私はその光景を見ながら
孫の気持ちよりも自分の実用性を重視する義母に
ものすごく腹が立ってきました。
…
でもAちゃんは
キョトンとした顔で
『あ、そうなの?じゃぁ私がもらう♪』
というと
その突き返されたシリアルの箱を
嬉しそうに受け取りました。
…
ああ、、
Aちゃんが傷ついたりしなくて
とりあえずよかった。
(私だったらお土産を突き返されたら傷つくもんなぁ)
…
一旦そんな風に
なんとなく安堵しながらも
わが家のキッチンに合計4箱も並んだ
オーストラリアのシリアルたちを見ながら
『きっと子供たちは一口食べたらもういらないとか言うんだろうなぁ』
『結局私が毎朝食べることになるんだろうなぁ』
と
なんとも言えない複雑な気分になっていた
ピロコなのでした。
(海外のシリアルって、当たり外れすごいよね)
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