こんにちは、ピロコです。
やっと。
ついに！！
長かった子供たちの冬休みが終わりました。
…
わが家では連休明けの昨日、
やっと3人の子供たち全員の
学校が始まりました〜！
（マジ長かったぜ）
…
そんな新学期の朝、
とんでもない事件が起こりました。
それがこちら。
連れ子の妹Bちゃん（中2）が
新学期に学校に雑巾を持っていくことを
当日の朝まで私に言わず
登校直前になって
『雑巾は？
』
と謎にキレ気味に聞いてきた。
…
あのさぁ。
ピロコも彼女たちの継母になってから早数年、
もう新学期に雑巾が必要なことぐらい
なんとなくわかっていましたよ？
…
だから私、
冬休みに入ってすぐに
『新学期に雑巾は必要ないの？』
とBちゃんに聞いていたのです。
…
でもBちゃんは
そんな私の問いに
『どうかなぁ』
と
確認もせずに
曖昧な返事をし続けていたのです。
…
Bちゃんがそんな返事しかしないものだから、
私だってわざわざBちゃんの荷物を探ってまで
新学期の持ち物を確認するようなこともせず
（当たり前だけど）
当日まで放っておいたのです。
…
ところが
新学期が始まった昨日の朝になって
Bちゃんが私に
こう言ったのです。
『ねぇ、雑巾は？』
(無愛想に)
…
は？
Bちゃんのその
ぶっきらぼうな一言に
ピロコは一瞬固まってしまいましたよ。
…
だって
私が何度聞いても
曖昧な返事しかしなかったじゃない。
しかも私が聞いたときに
確認もしようともしなかったじゃない。
…
それなのに、
当日の朝に何が
『ねぇ、雑巾は？』
だよ。
…
私はBちゃんにこう言いました。
『冬休みに入ってから私ずっと聞いてたよね？雑巾いらないのかって。いるってわかってたら用意しておいたんだよ？』
するとBちゃんは
『だって、わかんなかったから』
と
とにかく無愛想に、
人の目も見ずに
そう答えたのです。
…
腹立つな〜
こいつ。
…
私は
相変わらずのBちゃんの態度に
いい加減腹が立ったので、
内心
「もう放っておこうかな…」
とも思ったのですが。
…
それでも。
『雑巾は持たせないといけない』
という謎の使命感にかられ、
私は急遽
普段雑巾が入っているクローゼットの中を
ごそごそと探し始めました。
…
昔は雑巾なんてみんな手縫いが普通だったのでしょうが、
ピロコが親になってからのここ数年は、
みんな学校提出用の雑巾は
イオンで2枚で98円
とかで買って済ませているようなのです。
…
そしてピロコも
もれなくその文明の力にしっかり頼り
ここ数年は
必ず新学期前にイオンに行き、既製品の雑巾を
買っておくことにしていたのです。
…
なので
頼む！
何とか1枚だけでも
残っていてくれ！
と
祈るような気持ちでクローゼットを探しました。
…
しかし。
残念ながらクローゼットの中に
雑巾のストックは
1枚もありませんでした。
…
ならば！と、
ピロコはそこから大急ぎで古いタオルを持ってきて、
慌てて
手縫いでチクチク
雑巾を縫ったのです。
…
私はBちゃんに向かって
『雑巾なんてすぐできるから待ってて！
』
と言うと、
ちょっぴり乱暴な手縫いで
ザクザクと雑巾を縫い始めました。
…
するとどうでしょう！
1枚の雑巾なんて
たった5分で出来上がってしまったのですよ。
…
ただ、
スピード感重視で
かなり雑に縫ったので、
その出来栄えは
ちょっと汚いものではあったのですが。
（てへぺろ）
…
それでも、
別に
ザクザクのなみ縫いでもいいじゃん、
雑巾だもの。
…
私はそう思って、
5分ほどで縫い上げたその雑な雑巾を
Bちゃんに手渡しました。
…
すると。
Bちゃんはそれを受け取るなり
顔を曇らせて小さく一言、
『あ、え？これが雑巾？
』
と、愕然としやがったのです。
…
確かにさぁ、
縫い目は荒いよ？
既製品と比べたら、
確かにガタガタではあるよ。
だけど、
雑巾には変わりないんだから、
今日のところは
これを持っていけば済む話じゃん。
…
そう思ったので、
私はBちゃんに平気な顔をして
『そうだよ。これが雑巾。昔はね、みんな手縫いだったんだよ。』
と答えました。
…
Bちゃんは
なんとなく納得がいかないような、
憮然とした顔をしていましたが
それ以上何も言わずに
登校の準備を続けていました。
…
（やれやれ、朝からちょっとバタバタしたけれど、これで一件落着。）
と思って
キッチンで洗い物をしながら
ちょっとほっとしていた私。
その時、
相変わらず「行ってきます」も言わずに
Bちゃんが無言で家を出て行きました。
（↑これ毎日本当にイライラする）
…
玄関のドアが閉まる音を聞いて
私がふとリビングを振り返ると
なんとリビングのテーブルの上に
私がさっき縫ったばかりの雑巾がポンとおかれたままだったのです。
…
（せっかく縫ったのにBちゃん忘れてるじゃん！）
私はそう思って
その雑巾をムンズと掴むと
玄関から走ってBちゃんを追いかけ、
家を出たばかりのBちゃんに声をかけました。
『Bちゃん、雑巾忘れてるよ！』
…
するとBちゃんは
その雑巾を受け取る様子などさらさらない感じで
一言私にこういったのです。
『今日は持って行かなくていいや。アレだったら今日買ってきてよ。』
…
は？！
…
たしかに
縫い目が荒くて汚いかもしれない。
だけど、
普通に雑巾の形にはなっているし、
普通に雑巾として使える。
これは、
紛れもなく
雑巾だよ？
…
それでもBちゃんは
「手作りで恥ずかしいから持って行きたくない」
とでも言わんばかりに
それを拒絶したのです。
…
私の努力は一体何だったの？
すごい急いで縫ったのに。
しかも冬休みに入ってからずっと
新学期に雑巾は必要なのかって聞いてたのに、
アンタが何も答えなかったんじゃないか。
私だって最初から知っていれば、
イオンでちゃんと買ってきていたよ、
きれいな縫い目の既製品を。
…
でもアンタが言わなかったんじゃん。
当日の朝になって
突然
『ねぇ、雑巾は？』
って聞いてきたじゃん。
だから急遽縫ったんじゃん。
…
それなのに。
「アレだったら今日買ってきて」
って何？
アレだったらって
どれだったら？
…
私は完全に言葉を失ってしまい、
ザクザクの手縫い雑巾を持ったまま、
スタスタと立ち去るBちゃんの後ろ姿を
10秒ほど見つめていました。
…
あ〜あ。
またこれだ。
私が良かれと思ってしてあげることは、
時として
連れ子たちには迷惑でしかないことも
あるんですよね。
…
Bちゃんのその世間体ばかり気にする性分や
無駄にカッコつけしぃな性格のおかげで
私の
『ザクザクの手縫いでもいいからとりあえず持たせたい』
と思うその気持ちは
いとも簡単に
踏みにじられてしまったのです。
…
あーあ。
そもそも
何もしてあげなければよかった。
…
『雑巾が必要って言われてなかったから、ないよ！』
って一蹴してしまえばよかったんだ。
…
私はまた
「何とかしてあげたい」という
ちょっとした親切心を出してしまったことに
少し後悔していました。
…
Bちゃんは
『アレだったら今日買ってきてよ』
と言っていましたが、
せっかく作ったのに
そんなものをわざわざ買いに行く気はないので、
この手縫い雑巾をBちゃんが持って行かないというのなら
雑巾の提出はナシ！
でいいことにしよう、
これ以上Bちゃんのために
時間とメンタルを削るのはやめよう、
と心に決めたピロコなのでした。
かわいい冬〜春アイテムが
＼クーポンでお得です♪／
