堀川戎とサンクゼール。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

新年明けて3日。
大阪天満宮に受験合格祈願のお札をもらわんと出かけたところ、あまりの人出にすごすご退散した私たちは、8日に出直すことにしました。大阪ワイナリーツアーの帰り道です。

もうお正月じゃないですからね、初詣の人波もないでしょう。
とたかをくくっていたところ、なめてた。

私は知らなかったのです。大阪天満宮=堀川戎だってことを。

福笹持ってる人多いなぁ。みんなこっちに行くなぁ…。

で、入り口一緒やった。

右側が、天神さん。 左側がえべっさんやった。

用事があるのはこちら。

巫女さんに尋ねました。

色々あるけどどれが?

3000円も払いましたね。
これで大丈夫でしょう。

大阪では、今宮えびすが有名です。
家の近くには服部えびすがあります。

商売繁盛の神様ですので、私にはご縁がありません。

さて、目的も果たしたので飲みましょう。
いつもの天満の駅辺り。

高知料理の店で、鰹ならぬ、鰤を藁焼きにしてもらいました。

塩で、醤油で、ポン酢で、食べ比べです。

目の前にガラスのブースがあって、激しく立ち上る炎の中で、串に指した鰤をボーボー燃やしていましたよ。


刺身を数切れシェアしただけでは、お腹の虫がおさまりませんので、横丁に入ってお好み焼きを。

焼きそばも。

ええやん。


ところでこの日、天満に向かう前に、アベノハルカス地下の近鉄百貨店の食品売り場に、「サンクゼール」のショップを訪ねました。

年末に、ひとりワイナリーを訪ねて、レストランで素晴らしいランチをいただいた思い出の場所、飯綱高原のサンクゼール。

そのワインと食料品を扱うショップは、現在全国に100店舗もあり、大阪ですと、このアベノハルカスにあると聞いていたのです。

店員さんたちの、サンクゼールへの愛をひしひしと感じます。中には、飯綱高原のワイナリーでワイン作りをしていた経験を持つという方もおられ、いかに素敵なところか?という話に花が咲きました。

ショップの大きなモニターに、ワイナリーのガーデンレストランで人々が集う、美しい風景の動画が流れています。

なるほど、夏にはこんな表情になるのね!まるでヨーロッパの映画のようです。


あの日、私はひとりで行っても、とても温かい時間が過ごせたけれど、大切なお友だちや家族と一緒だったら、あの感動がシェアできたのに。
ぜひまた、みんなで行きましょう。



それから、アベノハルカス店の品揃えもなかなか充実したものでした。

私たちは、田窪恭治さんという画家による林檎の絵のエチケットのシードルを買いました。

ワイナリーのショップでたくさん試飲をさせてもらったときに、美味しくて気に入ったのだけど、荷物が重くて買うことのできなかった商品です。


田窪氏は、フランスのサンマルタン・ド・ミューという田舎街の朽ち果てた教会を再生させた日本人として有名です。
壁一面に林檎の絵を描いた礼拝堂のお話はご存知ないでしょうか?

飯綱高原のある、牟礼という駅を通る、しなの鉄道に、この一月から、田窪氏の林檎の絵でラッピングされた特別列車が走っているそうです。

そのゆかりの絵が描かれたシードル。

そして、豊かな品揃えのチーズ売り場で、いろいろ試食をさせてもらって、青カビの、深い味わいのチーズを選びました。

なんだか、嬉しくなっちゃうお買い物だなぁ。