ここ1年ほどの間、
普通の生活を送っていたなら接する機会のないまま人生を終えていたであろうジャンルの人と関わりを持つことが増えました。
パートとはいえ接客業をしていると、それなりにいろんな人と会いますが
それとは別にプライベートでいろんな人とお会いしました。
プライベートとなると、どうしても自分の仕事や趣味のお仲間、親戚……ぐらいで人間関係は終わってしまいます。
必要に駆られて…‥とは言え、自分とはかなり生きる世界の違う人たちと関わりを持つことは
私の中ではとても勉強になりました。
もちろん、関わりを持つことが楽しいことばかりではなく
時には落胆したり、時には自分の未熟さや無知な部分を思い知らされたりもしましたが
それでも、自分自身の経験値やキャパシティを広げるといった面ではメリットだったと………
思わなきゃやってられないですよねーー
で、思ったこと。
結局のところ、どんな職種であっても、どんな生活を送っていても
感じの良い人は良くて、感じの悪い人は悪い
その人の人間性。
全てはそれにかかってると思います。
みんながみんなホスピタリティに溢れているわけではないし
ホワイトカラー、ブルーカラーの差はもちろん
エッセンシャルワーカーの人がみんな優しいかといえば、きっとそうではない。
もちろん日によっても違うだろうし。
常に目の前のミッションと闘ってるような仕事人も、物腰の柔らかい人はたくさんいる。
で……
思ったのは……
人と接する仕事の場合は、やはりどれだけ相手の話を聞くことができるのか……がとても大切なんだろうな、と。
どんなに仕事ができるキレモノであっても
目の前の人間が話をしているのに、それを遮って自分の持論を展開する人は、ちょっと違うんじゃないかな、と。
たとえば検察官とか裁判官とか警察の人とか……
販売員とか、営業マンとか、評論家とか………
いかに切り込むかが大切なお仕事をしていたとしても
人の話を聞かないで自分の考えだけをバーーッとまくしたててしまっては
聞いてる相手は「あーはいはい、あーそうか」となるし
話し口調が威圧的だと、相手の思っていることや言いたいことをきちんと引き出すことが出来ない。
結果、その人は自分の思い通りに事を運ぶことができるのかもしれないが
さてそれは本当に良いのだろうか。
相手に対して「感じ悪い人」という印象だけを与えて、
下手すればその職種の人全てが「感じ悪い」「言っても無駄」みたいな印象を与えかねない。
それでもきっとその人は自分の仕事に誇りを持って自信満々に頑張ってるんだろうし
おそらく結果も出してるんだろう。
ただひとつ………
威圧的に来られても、
我こそは正義だ!と向かってこられても
それに対してこちらが自分のスタンスを崩さず、でもそれでいて相手側の言い分も「えぇ、あなたの言ってること理解はできますよ」と、
動揺もせず、ブレもせず、もちろん感情的になることもせず
自分のスタイルを見失わないまま話を終えることができたなら
そのときは、結果云々は抜きにして、自分の成功を確信して許されるんじゃないかな、と。
そんなふうに思います。
ほんと、世の中いろんな人がいる。
そろそろ40代も終わり。
穏やかに、でもしなやかな強さだけは失いたくないな、と常々思う。
「品格」
と言うとなんかちょっと高級っぽいけど
なんだろうな……
アラフィフ女性の品格?
みたいなものは大事にしたいと感じる今日このごろ
紫陽花も、そろそろ終わりかけ。