「アパッチ」(監督ロバート・アルドリッチ 91分)
話の内容は、1人になっても抵抗を続けるアパッチ族の戦士マサイの話
フロリダへ移送される列車で、新聞記事の写真撮影の隙に列車の窓から逃げ出すマサイが印象に残った。窓から逃げ出した後、走り出す列車の車輪で手錠を切るのも印象に残った
大きな町で、マサイが馬車の往来にビックリしたり、逃げる時に走ってる馬車の下に滑り込んで馬車の下を通り抜けて逃げるシーンなんかが印象に残った
チェロキー族の男に助けられた時に、男が水汲み行くのに驚いたり、これからは狩りではなく白人のように種を植えて育てるんだと教わって、種を大事に持っていくマサイが印象に残った
折角白人と共存してトウモロコシ育てて生活しようとしていたマサイが、ナリンリの父親の族長に密告されて捕まってからは、白人も仲間のインディアンも敵にまわし、戦士として戦い始めるのが印象に残った
馬車でマサイ達を連行している時に、白人が連行するのはメンドクサいのでマサイ達の足枷を外してマサイ達が逃げた時に射殺しようと足枷を外したら、マサイが白人達の乗ってる馬車をなぎ倒して、1人は射殺し、1人はマサイが手錠のままの腕で首を絞めて気絶させる、アクションが印象に残った
キッチリ連行した白人をマサイが射殺し、電線切ったり、馬を奪ったり、火薬庫に火をつけて、1人抵抗するマサイが印象に残った
ナリンリを密告した父親の族長から奪うが、マサイがナリンリを連れ回す内に良い仲になり、子供までできるのが印象に残った。そしてナリンリが町の白人の店から盗んできたトウモロコシの種を植えて、マサイとナリンリがトウモロコシを育てるのも印象に残った
トウモロコシの種などを盗まれた店の主人の証言で、追手に居場所を突き止められたマサイが、追手達と1人で戦い、最後育てたトウモロコシ畑に隠れて、トウモロコシ畑を追手の兵士達がグルっと囲みマサイ絶体絶命のピンチの時に、赤ちゃんの産声が聞こえ、追手達は戦いをやめ、トウモロコシ畑から出て来て、産声が聞こえる家の方に向かって歩いて、家の中に入っていくマサイを追手達が見守るラストで終わる終わり方もボク的に印象に残った。戦士のマサイがトウモロコシを育てた事を白人の兵士の隊長が評価し、戦いを捨てたマサイを殺さず、共存しようとする救いのある終わり方で終わるラストもボク的に印象に残った
全般的に
もっとマサイが1人で抵抗する時のアクションや最後の追手達と戦うアクションなどが迫力があれば良いとボクは感じたが、アクションの数も少なく、アクションの迫力も物足りないのが残念だった
マサイとナリンリの恋愛もそれ程上手く描かれてなかったし、マサイが戦士をやめてトウモロコシを育て、白人達と共存して生きていくというストーリーもそれ程上手く描かれていなくて、感動も出来なかった
観る前は、1人になっても戦い続ける戦士マサイのアクションに期待していたが、アクションも期待ハズレだったし、インディアンの悲哀や恋愛も上手く描かれておらず、ボク的にイマイチノレなかった作品