はじめまして、第一子子育て中、そして妊娠後期に入り出産を控えているとある産婦人科医です。

まもなく34週であり、来月第2子出産予定です。

 

今日はGWということで、旦那が子供と従妹をつれて遊びに出てくれたので久しぶりに一人でゆっくりできました!感謝(^^♪

 

妊娠30週に入り、前回の出産前もこんなに苦しかったっけ・・?とびっくりしております( ;∀;)

お腹は重いし、靴下もはきにくいし、頻尿だし、咳とくしゃみで簡単に尿が漏れて困る!!花粉症にとってはこれが辛い・・・

そして、なにより睡眠不足。その原因は自分の場合は大きく3つ・・

 

①しっくりくる寝る体勢がみつからない!

結局重苦しいけどほぼ真上、やや左側臥位でねてたり・・

しかも3歳の娘がくっついて寝たがる(私の髪の毛を触りながら寝たがる)のでお腹をけられないようにクッションでガードしている

 

②お腹が意図に反してめちゃくちゃ動く!!(そりゃ自分と別の方=赤ちゃんが動いているわけなので当たり前なのだけど、夜の動きの激しいこと・・例えるなら鯉がお腹の中で泳いでいる感じ?)

 

③トイレに起きる(多いときは4-5回は夜に行ってるかな…寝付けないから尿意がわかってしまうのだけれど・・)

 

妊娠後期は同じように不眠、寝不足で困る方、多いんじゃないでしょうか。熟睡はできなくても、体や頭を休めてあげるだけでも十分だと思うので、寝れるタイミングで少しでもお体休めてくださいね!

 

といいつつ、とあるLINE漫画にドはまりして、自分でも寝ないと!と思っていますが意図に反してスマホに没頭してしまう日が私はあります。。ハマってしまったのは「再婚承認を要求します」という無料漫画なんですが、構成や絵も、内容も、すごく良くって、最新話までみてしまった・・・

毎日更新される少し前からそわそわ・わくわくしていたので、読み切ってしまいロスになってます(笑)

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

タイトルにもあげましたが、昨日こんな出来事がありました。。。

「もしかしてこれってマタニティーブルーなの??」

 

きっかけは最近、Audibleという聞く読書アプリをはじめ、その中でふと出会った小説が「夢を叶えるゾウ」。水野敬也さんの著書であり、有名かつ人気でありアプリにおすすめされるまま、家事をしたり子供の送り迎えで車で聞いたりしてあっという間に読み切りました(正確には読んで頂きました、かな?笑)

内容もとにかく面白く、完全に自分を主人公に重ねて聞き入ってしまいました。

完全に影響を受けきった私は、トイレ掃除してみたり、3歳の娘と外靴洗ってみたり(靴洗うのはリアルに子供のころの上履き以来・・)、妹や旦那に自分のいいところや悪いところ聞いてみたり・・行動にうつし出したわけです(笑)

 

読み手の岩崎了さんも素晴らしかったので、それゆえ完全に物語の世界に吸い込まれてしまったんですね。

この本で人生変わる人、変えようとする人も、本当に多いのではないかなと思いました。それだけ影響力がある本だと思いました!

 

ここまで仕事と子育てで目まぐるしい毎日が全力疾走であったため、心も体も余裕がなく、自分の人生について考える余裕がなかった私は、ふと産休中にこの本に出会ったことで、すこしばかし考えにふけってしまい・・・・

あれ?本当に自分がやりたいことってなんなんだろう・・・いまやっている仕事が、自分が本当に楽しいと、これをやりたい!と思っていることなのか? と急に自信がなくなってきました。

 

本の中では主人公が「人生を成功させたい」という目標のために、動き出すわけなんですけども、そもそも「成功」というものの基準が難しいですし、お金を稼ぐことや有名になることだと捉える人も、そうでない人もいて然りだと思います。

自分はこの「成功」を、本の中でいう「自分が、夢中になれること(昔大好きだった虫取りをするときのようなわくわく)を自分の生業にできたとき」なのかなあと理解しました。

 

今の職は努力してたどり付いたものであると同時にやりがいを感じることも多く、特に患者さんと向き合って、「先生でよかった」「ありがとう」と言ってもらえるときなど。いろいろ学んで、一人前にならないといけない、努力しようと思えば思うほど仕事に時間を割いていく一方で、一人目の子供いる時間がどんどん短くなる罪悪感、他の子供をみながら自分の子のごはんすらちゃんと作れていないという現実・・結局どちらも中途半端になっているのかという気持ち。そしてここから自分はどうしていくんだろうと、どこに進みたいのか、何がしたいのかがはっきりしないずっと目を背けてた不安がドドーンと大きな壁になって目の前に立ちはだかっていることがわかりました。

 

自分が本当にやりたいことを見つけないと、ビジョンを立てないと、と急にいろいろ考え始めたわけです。そうしてGWでたまたま旦那の実家に来ていたので、旦那にその話をしたら「職場環境でしょ。場所が変わればまた考え方変わるって」とあっさり言われまして(うちの旦那は優しいですが、昔からデリカシーにかけるところがあったり、物事を思ったままに口に出すタイプ)。

自分はそういう話をしたかったんじゃない、もっとその根本的なところで・・と言いかけたんですけど、なにか言いたいことがまとまらず、言葉に詰まってしまい、気づいたらぽろぽろ泣いてる自分がいて(笑)

3歳の娘が「なんで泣いているの?」って不思議そうに顔を覗き込んできたと思ったら、お義母さんに心配そうに「マタニティーブルーなんじゃない?」という一言を頂いて、「え???この不安、妊娠のせいなのか?もしや・・」となりました。

 

結論から言うと、今回のケースはマタニティーブルーというのは適切ではないのかなと。マタニティーブルーズという用語は一般には出産後に起こりやすい出産という一大イベントや急激な女性ホルモンの低下など内分泌環境変化に伴う症状、と自分は理解しています。なので時期や内容を考えると違うかと思ってはいるのですが、妊娠中にいろいろ不安を感じる妊婦さん、気持ちが不安定になることはありますし、自分の場合は妊娠中+睡眠不足や育児疲れ+考える時間が出来たことによって起きたこととして説明するほうが適切かなと思いました。

 

けど、それだけではなくて、誰しもが、ふと自分がこのままでいいのかな?と思う瞬間はあると思うし、

仕事に対して思い、悩むことがあると思います。とくに働きながら子育てしているママやパパ、自分がやりたいと思っていることと実際の仕事のギャップにジレンマを抱えている人、いろんな人がいると思い、自分が悩むのも然りかなという結論に達しました。

お義母さんは現役のバリバリのキャリアウーマンなので、その後、仕事は楽しいですか?子育ての時期しんどくなかったですか?とか聞いてみたりして、そんな意見も参考にしながら、「一回ゆっくりしてみたらどうかな?」とアドバイスをもらい、今はまずゆっくり休みを満喫して、また考えたくなったら考えることにしました笑

泣いたらその後かなりすっきりして、翌日になった今、なんとなくブログをはじめていた自分がいる、という感じです。

 

妊娠中に、いろんな不安、漠然とした不安(もちろん子供のこと、これから始まる子育てのこと、仕事復帰のことなどなど)を抱えている方もいるんじゃないかなあと思います。

不安を抱え込みすぎずに、誰かにぶつけたら楽になるかもしれないし、違うことに没頭するのもありかと思います。

どうか、すでに頑張っている自分の体をいたわって、休めるときに休んでくださいね!

 

なんかこんな話したら、きっかけが本のせいだったと勘違いされてしまうかもしれない(私の日本語力なさ故に)ですが、そうではなく、「夢をかなえるゾウ」はとても魅力的な本だったので本当におすすめです!私もこれをきっかけに何かの一歩にしたいと心から思いました!