③逃げるために利用した男
身の危険を感じてるから
東京に引っ越したいけど
あまりお金もないし仕事もしてないし
頼れる人が誰もいなくてぇ〜
って言ったら
何人か釣れちゃうんですよね
若くてそこそこの見た目の女の子が
宿無しだよって言ってるんだから
そういう目的の人は群がるわけで
その中から
32歳、派遣社員、小綺麗オタク
って感じの人を見つけたので
アプローチをかけていき
無事に
東京行き決定〜
ダンボール4個分くらいの
生活用品を送り付け
キャリーケース片手にいざ東京へ
母親には
出会い系で知り合った男の…とは言わず
東京の知人の家に一旦転がり込む
とだけ伝えて家を出ました
父親には不倫男の件も
東京行きの件も
何も言わずに家を出ました
東京で初めて会う人の家に
いきなり転がり込むなんて
普通に考えたらヤバい人です
真似しないでくださいね、危ないから
私は仕事が決まるまで
買い出し料理掃除洗濯等して
お弁当なんかも作っちゃったりして
夜の相手もしながら過ごしました
ただ夜の方は大変お粗末で不満MAX
言いませんよ、そんな事
家に置いてもらってる立場ですから
170cmでシュッとした見た目
だけどどこか冴えない感じの彼
ネコちゃんのプリントTシャツに
黒スラックス
先がとがった黒い革靴
夏場でクソ暑いのに
謎に黒のベストも着てる
よくわからない洋服センス
そしてオタク特有の
目を合わせず話す感じ
人をバカにしたような笑い方
人としては嫌いじゃないし恩は感じてるけど
男として全く好みじゃないしこの先は無い
というのが本音
上京から1ヶ月ほどで派遣の仕事が決まり
忙しく働きながら3ヶ月ほど過ぎた頃
一人暮らししたいなぁと考え始め
資金調達のために
飲み屋で掛け持ちのバイトを始めました
そこで次の男と知り合うわけですね
仕事も男も掛け持ち
笑えないよォ〜
男と男の間が途切れてないから
どうしても間の話を書く必要が
まだダラダラと続きます〜
ではまた