最近ピアノやエレクトーンを習う子どもが減り続けているというネット記事を目にした。
確かに、私が小学生の頃、女の子の友達はほとんどピアノに通っていた気がする。
けれどもピアノに全く興味のなかった私は、
大人になったいまでも満足に楽譜も読めない、残念な母親となった。
その音楽未経験の私とは正反対で、
子供たちの父親はピアノ・サックス・ドラム・ギターができ、好きな音楽はjazz♪
嬉しいことに、そのDNAを長男はしっかり受け継いでいた。
おかあさんといっしょで覚えた歌の音程がかなり正確で、
ドラムのマネをするリズムもかなりいい。
と、いうことで、2歳8か月から4歳10か月までリトミック、
5歳から現在に至るまでピアノを習っている。
このピアノ教室も先生によってカナリ大きな違いが出る。
まず長男が小学2年生の終わりまで通っていたピアノ教室。
ここはピアノ講師が3人ほど、それぞれの担当の先生の元で週1回レッスンが行われる。
・A先生(何事にも厳しく、楽譜通りに弾けなければ×、コンクール出場を目指す方針)
・B先生(なんでも褒めてくれ、完璧な演奏でなくても一通り通して演奏できれば〇)
・C先生(子供に優しく、穏やか、基礎をおさえながら、進み具合はゆっくり)
長男は出席曜日の関係でA先生にお世話になっていた。
かなり厳しい指導で、完璧に弾けるようになるまで、5カ月くらいずっと同じ曲を演奏。
同時期にB先生に教わり始めた子に比べると、発表会の出来は雲泥の差となった。
ただ、ここにも落とし穴が・・・・
実は長男、難しい曲を弾くことが出来るのに、
簡単な楽譜ですら初見でパッと弾けないことが判明。
そう、実は同じ楽譜を何カ月も練習していたため、
楽譜を見ずに耳コピで弾いていたんです。
先生と練習した時の正しい音を記憶して弾く。
彼は楽譜を見て音にしていたわけではなかった・・・・。。
えぇーーーーーーーー今までのピアノの日々はなんだったの!?
こんな事に気づいた頃、長男の週予定もハードなものに。
週2の公文、体操、陸上、水泳、ピアノ・・・
忙しさから練習量が減る→レッスン停滞→同じ曲を繰り返す→
楽譜を見ずに耳コピ→でも完璧にできずに停滞→やる気低下
そこで親子協議を行い、ある結論に。
音楽は趣味。
ピアニストになる気はない。
じゃあ、楽しく続けよう!
そこで小3から同じマンション内のピアノ教室へ通うことに。
先生と話し合い、だいぶレベルは戻ることになるけど、
バイエル(下)からやり直そう!
まずは楽譜を初見でも弾けるようになるために、楽譜の基礎から。
と、いうことになりました。
長男は良くも悪くも、「練習しなきゃヤバい!」というストレスから解放され、
小4になった今は好きなアーティストの楽譜をネットで購入し、
楽しそうにレッスンへ通っています。
今は私と次男が大好きな「平井大」を練習中。
この一件で、習い事は
練習は厳しく、レベルが高ければいい!
という考え方を完全に捨てました。
そして・・
なんでも10を目指すのではなくて、
なんでもかんでも5~6で出来る人間は凄いはず。
「オールマイティーな幅の広い人間を目指そう!」
が、長男との合言葉になりました(笑)