だれかにウインクされたことある?
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私が高校を卒業した春
Y子と原宿に行った
いろいろと歩き回り
表参道にを歩いていると
Y子
「ちょっとトイレ探してくる」
と、私をひとり置いて
行ってしまった
私がとんでもなく方向オンチだと
Y子も知っているので
動かないでそこで待てと
厳命を受けて
あるオシャレなビルの入口で
私はひとり佇んでいた
そこに
黒のロングコートに
グレーのスーツを着た
金髪碧眼の王子さまが
いや、王子さまじゃないと思うけど(笑)
外国の王子さまみたい~
なんて見惚れていたら
「ぱーどん」
話しかけられた~
外国語で話しかけられたけど
英語は元より
どんな外国語も皆目わからない
たぶん
響きからして
フランス語
私がポカンとしてると
ポケットから
メモを出して
私に見せた
そこには日本語で
会社名らしきものが書いてある
そして
ビルの入口にある
社名の並んだボードを指差し
何やら言ってるのを見て
このメモの会社が
このビルにあるかどうか
聞いてるんだな
何階にあるか
知りたいんだなと
ピンときた
私は
手渡されたメモとボードを見比べ
ひとつのプレートを指差した
「めるしー」
嬉しそうな声に振り向くと
壁に手をついて
私の後ろからメモを覗き込んでた
王子さまの笑顔と
目があった
今で言う
壁ドン状態
近い近い近いっ
顔、近い
ド❗アップで見ても美しいお顔
本物の金髪と青い目に
ウットリ~(*´ェ`*)
ついつい
ボケッと見つめてしまった
すると王子さまの
ド❗アップの笑顔が
ふと真剣な面持ちに変わり
ゆっくりと近づいてきて……
「ままちー❗」
Y子の大きな声に
王子さまと私は
ハッと目を見開いた
お互いになぜか
目を見合せフフッと笑い
王子さまは
見事な笑顔で
ウインク😉💕
人生で
あれだけカッコいいウインク
他に見たことない
その後
駆け寄ってきたY子と私に手を振り
ビルの入口に消えていった王子さま
……
惜しかった……
…………めちゃめちゃ惜しかった
Y子に声をかけられなければ
美しい王子さまと
チューできてたかも⁉️(笑)🤭
なんて思った
青春の1頁の出来事