君の膵臓をたべたい
実写の方の映画
観てみました
原作とはけっこう違うらしいので
原作ファンには不評なのかな
私は原作読んだことがなかったので
なかなか良い映画だと思いました
映画について語るつもりはなく
思い出したことがあって…
それについて語っちゃおうかと(笑)
映画の中で
図書館のある本に隠された
手紙を見つけるシーンがあって
そのシーンを観た時に
同じようなシチュエーションで
手紙を受け取ったことを
思い出したんです
私が学生の頃
卒業する前に
クラスメートや仲の良い友達
部活や同好会の仲間から
サイン帳にお別れの言葉を書いて貰うのが
流行ったのです
それは小学校卒業の時から
中学校、そして高校と
廃れることなく続いてました
高校の卒業間近
クラスメートの女子に
サイン帳のページを1枚ずつ渡し
(取り外し可能なものを選んだので)
男子も仲の良かった子には渡して
書いて貰ったものを回収して
一冊のお別れノートの出来上がり
みんなそれぞれ
素敵な詩を書いてくれてたり
イラストだったり
写真を張り付けてくれてたり
とても良い
青春の思い出
時は流れ
結婚が決まり
引っ越しの準備をしている時に
その、お別れノートも荷物に入れました
さらに時が流れ
もうすぐ第一子が生まれるという時に
押し入れの整理をしていたら
出てきたんです
あの、お別れノートが
懐かしさが込み上げて
1ページずつ
ゆっくり眺めました
これはY子(笑)
これはA子
Mくんのもあるなぁ
嬉しくページを捲ると
………
誰だろう、これ
名前に何となく、覚えはあるものの
顔を思い出せない
キレイな細かい文字で
びっしりと書き込まれた文字
裏面まで続いてる
こんなの受け取ったかなぁ
まったく覚えてないんだけど…
とりあえず
内容を読んでみよう
読んだら思い出せるかも
……………
ラブレターでした
めちゃめちゃ丁寧に
とても詩的に
想いを綴った素敵なお手紙だった
読み終わった時
感動して、涙が止まらなかった
心から
ありがとう
という気持ちが溢れて
お別れノートを抱きしめて
泣きました
落ち着いてから
卒業アルバムも引っ張り出して
その手紙の送り主を探したら
いたー
そうだ
1年の時と3年と時
同じクラスだったOくん
すごく物静かで
話したことはなくて
いつも教室の席で本を読むか
部活でサッカーやってるか
そのくらいしか印象なかったな…
こんなに素敵なラブレターを
貰っていたのに…
12年も気づかなかったなんて…
……気づいていたら
どうなっていたんだろう
彼と私の人生は
交差したんだろうか
初めてのお産を前に
ずいぶんと動揺した出来事でした(笑)
気づいても
きっと、、、、、
彼との未来は来なかったと思う
だって
今、私
私の人生に満足してる
だから、そう思う
それにしても
絶対にOくんにページ渡してない
勝手に持っていって
勝手に書いたな
こんにゃろー(笑)