日々、暑さが増してきたので
そろそろ・・・
怖い話しちゃいます
あれは…
ままちーがまだうら若き乙女の頃(遠い昔ですね(笑)
個人経営の飲食店でバイトしていた時の話
席数も少ない小さなお店
11時の開店
お客様の来店を知らせるチャイム音と共に
お客様が入っていらした
いらっしゃいませ~
と言いつつ
人数確認
1人目
ロングヘアの美人さん
2人目
カールスモーキー石井さん似の男性
3人目
白いサマーセーターとサブリナパンツの女性
3名かぁ
お水を3つ用意して
メニューと共にお持ちした
いらっしゃいませ~と言いつつ
まずは手前に座っているロングヘアの女性に
お水を置いて
そのお向かいに座ってる男性にも
そして3つ目のお水は・・・
まぁロングヘアさんの奥の席に置けばいいか
と
コップを置いたら
「あの、ふたりですけど・・・」
ロングヘアさんが仰った
あれ
「すみません」
と謝って、
サマーセーターの女性を
目線で探す
店内は狭いので見渡せば全ての席が見渡せるのに
どこにも座っていない
おトイレかな
見にいっても誰も入っていない・・・
えっ?どこ?
出て行ったならチャイム音がするはず
お水の入ったコップを持って
ウロウロしている私に
ロングヘアさんが声をかけてきた
ロングヘアさん
「あの…何を探しているのですか?」
ままちー
「あの、その、お二人の後に入っていらした女性が
どこにもいらっしゃらなくて…」
ロングヘアさん
「・・・・・・
入ってきたの・・・
私たちふたりだけでしたけど・・・」
嘘やん
絶対に3人入ってきた
驚いてパニくる私に
ロングヘアさんがまた声をかけてきた
「どういうこと?」
ちょっと怖い顔で効いてきたので
お二人の後にもうひとり続けて女性が入ってきたことを伝えた
「どんな女性だった?」
白いサマーセーターとサブリナパンツで
ボブヘアの可愛い感じの方と
詳しく説明し
取り調べの尋問受けているような気分に
それを聞いた瞬間に
ロングヘアさんが
パァーン!!
カールスモーキーさんをひっぱたいた
ひぃ~え~
カールスモーキーさんは
青い泣きそうな顔で周りをキョロキョロ見てる
突然の出来事に
唖然としていると
「悪いけど、出るわ」
とロングヘアさん退場
続いて頬を抑えたまま
カールスモーキーさん退場
なんだったの・・・
その後来たオーナーさんに
このことを話したら
そりゃだわと・・・
オーナーさんの推理では
その二人は恋人同士で
男性が浮気して
浮気相手は死んだんじゃないかと…
どういうことだったのか
まるでわからなかったけど
強烈な印象の出来事でしたね~
これ、怖い話というか
修羅場の話かな
よく、怪談話で
お店でお水を一つ多く持ってこられたってあるけど
私の場合
持って行った方の体験をしてしまいました
1メートルくらいの距離で
ハッキリ見たんだもん
あれがとは
思えないんだけど