おはようございます!
今日は父の思い出を語りたいと思います
私がまだ小学生の頃
ある時、父が
「ひょうたんって良いよな」
ひょうたん~
何が良いのか語りだした父
まずは形がいい
水筒にもなるし、調味料も入れられるし
とにかく良い
またなんか言い出したよ~という目で
父を見ている母の顔
思ったことは即実行
ということで
リビング前のベランダの所で
ひょうたんを育てだした父
そうなると私も興味津々
父に代わり水やりしたり
虫がついていないか気を付けたり
そんな私と父の努力が実り
いくつものひょうたんができた
父がどうやって作っていたか
詳しくは忘れてしまったが
ヘタの所を切って水に漬けたり
割りばしでふやけた中の実をつついて崩したり
紐で縛ってベランダに吊るして干したり…
結構、手間をかけてやっと出来上がった
周りを光沢が出るまで磨いて
飾り紐を付けて
コルクで栓を作って…
こんな感じ
すごーい
パパすごーい
立派なひょうたんの水筒ができて
幼い私は大喜び
母もニコニコだし
父自身は、今で言う
ドヤっ
って顔(笑)
私
「それにお水入れて学校持って行っていい
みんなに自慢したい」
父
「待て
まずは俺が使ってみる」
さっそく母に
「これに酒入れてきて」
と…
結局それか~(笑)
時代劇好きだった父
どうやら用心棒とかが
腰にぶら下げたひょうたんから
お酒を飲むのを見て
自分もやってみたかったらしい(笑)
母からお酒の詰まったひょうたんを受け取り
グビっと一口
・
・
・
・
・
・
臭っっっ!!!!
コントの様にお酒を噴き出した父
っ臭っっっ
オオェェェ~~
と大騒ぎ
辺りに漂うのは
お酒の匂いに混じって
オ○ラの匂い・・・
銀杏の実のようなというか
なんというか・・・
とにかく臭い
何で~~
中のお酒を捨てて水でゆすいで
ひょうたんの口から
中の匂いを嗅いでみる
父と母と私
臭~~い
父
「ダメだ、こりゃ…」
落ち込む父の背中
笑いをこらえる
母と私
笑いをこらえて母が
「もっとよく外に干しておけば
匂いが消えるかもしれないわよ」
「お父さん、栓開けて干しておくからね
ね」
もう何を言っても答えない父であった…(笑)