こんにちは。

暖冬と言われていますが、寒い日も多い今日この頃。

特に北風が肌に辛いですね

お出かけの時にはしっかり防寒&UV対策をお忘れなく!



さて、このブログでは妊娠線予防ケアを中心に

マタニティケアについていろいろな角度からお話ししています。



今回は、

知っておきたい妊娠中の皮膚トラブル

についてまとめました。


妊娠中は乾燥しやすくなるというお話を

以前の記事でも書いたのですが、

妊娠中の体質の変化は、乾燥以外にもトラブルを引き起こす可能性があります。



今までお肌に何の問題もなかった人でも

妊娠中は要注意。

起こりやすい皮膚トラブルを知っておき、

対策をしていきましょう



妊娠中の皮膚トラブル
皮膚トラブル

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化します。

特に、エストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンが

大量に分泌されることが、肌荒れをはじめとする皮膚トラブルの

大きな原因の一つと考えられています。

それでは、具体的な皮膚トラブルを見ていきましょう。


◆妊娠線

妊娠によってお腹や胸などが急に大きくなり、

皮膚の奥の皮下組織や真皮が

その伸び具合についていけずに断裂してしまってできる線です。


以前の記事で妊娠線ができやすい人についても取り上げましたが、

妊娠すると誰でも普段とは違った肌状態になる可能性があるので

早めの段階から妊娠線予防クリームでの保湿をするのがお勧めです。



◆色素沈着

妊娠中は女性ホルモンが通常よりも増え、

それがメラニン色素の生成を促すため

色素沈着が起こりやすくなります。


今まであったシミが目立ってきたり、

肌の黒ずみが気になるようになるのもこのためです。


紫外線を浴びることでシミが濃くなり、シワの原因にもなります。

妊娠中は特に、少しの外出でもUV対策が必要です。



◆正中線

メラニン色素の生成が増えることに関連して

多くの妊婦さんを悩ますのが正中線。

お腹の真ん中、おへその上下に現れる黒っぽい1本の縦線ですが、

これは妊娠線とは別のものです。

もともと誰にでもある線なのですが、

普通は色がついていないので見た目ではわかりません。

妊娠でお腹が大きくなることにより皮膚が薄くなったり、

メラニン色素の生成量が増えることによってその正中線が濃くなり、

目立つようになってきます。



◆かゆみ

妊娠中は肌が乾燥しやすくなっているので

そこからくるかゆみもありますがそれだけではありません。

かゆみ自体は妊婦さんの約2割にみられる症状だそうですが、

治療の必要なものもあります。


・妊娠性皮膚掻痒(そうよう)

妊娠後期に起こりやすい全身のかゆみ。

発疹は見られませんが、激しいかゆみなら

我慢せずにかかりつけの病院を受診しましょう。


・妊娠性皮膚痒疹(ようしん)

妊娠初期に多く、強いかゆみと発疹が現れます。

引っ掻いてしまうと悪化して治りにくくなるだけでなく

色素沈着も起こしてしまうため早めに治療したい症状です。


・PUPPP(多形妊娠疹)

初めての妊娠の後期に多く、じんましんのように

赤く盛り上がったかゆみのある発疹が出てきます。



これらの症状はほとんど出産とともに改善していくようですが

市販薬で済ますのではなく、医療機関を受診しましょう。



妊娠中の皮膚トラブル予防・対策は?
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妊娠線をはじめとする皮膚トラブルは、

なるべくなら予防したいもの。

では、妊娠中の皮膚の健康のためには何をすれば良いのでしょうか。


◉保水と保湿

なんと、前項で挙げた皮膚トラブルのほぼ全てに有効なのが

保水と保湿なんです。


まず、肌の水分を保ち柔軟性を高めることによって

皮膚が伸びやすくなるので、妊娠線の予防には保湿が不可欠!


また、意外にも保湿することがシミやシワの予防にも繋がっています。

保湿ケアで肌を健やかな状態にしておくと

肌のターンオーバー機能が正常に働くからです。


かゆみについても、ホルモンバランスの変化による

乾燥が原因であることも多いため、やはり保湿することが予防につながります。

また、なるべく刺激の無いように、

体に優しい成分でできた妊娠線予防専用のクリームで保湿することが大切です。


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◉外出の予定がなくてもUV対策

外出しないと言っても、洗濯物を干すなどで

ちょっと家の外に出ることはありますよね。

妊娠中のシミ、シワ、色素沈着を防ぐには

そうしたわずかな時間の日焼けでも注意したいものなんです。


上着や帽子などで直射日光を避けるのはもちろん、

日焼け止めを塗っておくことも忘れずに。

きちんと保湿した後の方が肌のバリア機能が高まるので

日焼け止めの効果も期待できます。


また、日焼け止めはSPFの高いものだと肌に負担がかかってしまうので

ふだん使いにはSPF15前後のもので大丈夫です。

それよりも、刺激が少なく肌に優しいかどうかを

チェックしてみてください。


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季節・天気を問わずしっかりとUV対策をしましょう。



◉水分の補給

以前の記事でも書きましたが、

妊娠中の水分補給の目安は1日2リットルです。


水分が十分に補給できれば代謝が促進され、

肌の弾力を生みます。

また、内側から潤いを与えることができるので

妊娠線の予防としても、乾燥からくるかゆみの予防としても

効果が期待できます。


喉が渇いたと感じる前に、こまめにお水を飲むのが理想です。

ただしジュースのような砂糖の含まれる飲み物だと

糖分の取りすぎになってしまうので注意してくださいね。



◉ビタミンCとビタミンEを摂る

妊娠中は栄養バランスのとれた食事がもちろん理想なのですが、

今回テーマとなっている皮膚トラブルという点から

ビタミンCとEをお勧めします。


まずビタミンCですが、メラニン色素の発生や沈着を抑える働きがあります。

そして、コラーゲンの生成をサポートする働きがあるのです。

コラーゲンは肌の角質細胞をしっかりつなぎとめる役割があるので

妊娠線予防、乾燥肌予防としても効果が期待できます。


また、ビタミンEはホルモンの働きを落ち着かせて、

肌の血行を良くする働きがあるそうで

ナッツ類などに多く含まれます。


主要な栄養素の他に、肌に良いこうしたビタミンも

ぜひ食事に取り入れてみてください。




最後に
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いかがでしたか?

妊娠中の皮膚トラブルは辛く、ストレスが増えてしまいます。

なるべく予防できるよう、健康な肌を目指して過ごしつつ、

もしちょっとでも異常を感じたら

我慢せずに病院で相談してみてくださいね。