こんにちは。
朝晩が涼しくなり、急激に秋めいてきましたね。
日中も冷たいお茶ではなんだか寒くて
最近は温かいお茶を飲む回数も増えました。
内側からも外側からも体を冷やさないように気をつけたいですね。
さて、このブログでは妊娠線予防ケアを中心に
マタニティケアについて色々な角度からお話ししています。
今回のテーマは
「ヒアルロン酸は塗っても浸透しない!?
妊娠線予防に本当に必要な成分とは?」です。
ヒアルロン酸といえばお肌に欠かせない重要成分という
イメージがありますよね。
化粧水やクリームにその成分が入っていることもよくあります。
でも、そうした成分が実際にどんな役割を果たしているのか
詳しく知らないことも多いと思います。
「なんとなく肌に良いイメージ」の成分は、本当に肌に良いのでしょうか。
妊娠中は肌も過敏になっていますし
イメージだけで化粧品やクリームを選ぶのは危険です。
特に妊娠線予防クリームはお腹をはじめ全身に塗るものなので、
安心であることはもちろん、
妊娠線予防に有効な成分が入っているものを選びたいですよね。
というわけで今回は肌の構造を解説しながら
お肌や妊娠線予防に有効な成分を見ていきたいと思います!
肌の構造ってどうなっているの?
成分のお話の前に、肌の構造を説明しましょう。
肌は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層構造になっています。
表皮の外側にある角層部分は0.02ミリの薄い膜です。
この角層が、ほこりや細菌などの外部刺激が体内に入るのを防いでいます。
また、角層細胞にはNMF(天然保湿因子)があり、
水分を取り込んで保持し、角層に潤いを与えています。
角層の細胞の間を満たしているのは細胞間脂質です。
角層細胞がレンガだとしたら、細胞間脂質はセメントに例えられます。
細胞間脂質はセラミドなどの油分と、水分の層がミルフィーユ状に重なった
ラメラ構造で、しっかりと角層を支えています。
体内の水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥から守ってくれているのですが
ここが乱れてしまうと肌の乾燥や肌荒れの原因となってしまいます。
そして表皮の下にあるのが真皮。
真皮の大部分を占めるのがコラーゲンというタンパク質で、
その間をヒアルロン酸などのゼリー状の物質が満たしています。
ゼリー状の部分には水分が蓄えられ、肌に弾力を与えます。
通常の肌荒れは表皮部分で起こるものですが、
妊娠線はこの真皮部分や、その下の皮下組織が断裂する状態となります。
ヒアルロン酸を塗っても肌に浸透しない?
肌の構造で説明した通り、一番外側にある表皮には
外部刺激から体を守るバリア機能があります。
このバリア機能は強力で、ウイルスなども入れません。
これは皮膚よりも大きな分子量が入るのをブロックしているためです。
分子量とは物質を構成している分子の大きさのことで、
健康な表皮は分子量3000以上の物質をブロックするそうです。
肌の構造を見るとヒアルロン酸やコラーゲンといった物質が
真皮の内部を支えています。
これらの成分は化粧水などにもよく含まれていますが、
海洋性コラーゲンの分子量は約10万。
ヒアルロン酸の分子量は100万以上だそう。
つまり、コラーゲンもヒアルロン酸も分子量が大きすぎて
皮膚の奥に入ることはできないのです。
これらの成分は肌への馴染みが良いので
塗った後の表皮は滑らかになり、一時的に乾燥を防ぐ効果は期待できます。
でも、真皮層に直接届いているわけではないんですね。
妊娠線予防に注目!植物の力
妊娠線予防では、お肌の表面の乾燥を防ぐことも大切ですが
もっと深い真皮の部分のハリや柔軟性を保つことが重要です。
これにはもともとお肌にあるコラーゲンの働きが重要になってくるのですが、
前述した通りコラーゲン入りのクリームをただ塗っても浸透はしません。
そこで注目なのは、植物由来のお肌の機能を高める成分です。
ハーブと言うと分かりやすいと思いますが、
植物には様々な効能がありますよね。
ハーブティーのように飲んで効果を得るだけではなく
化粧品の成分としても使われているのです。
それでは具体的な成分と、
それが含まれる妊娠線予防クリームを紹介していきますね。
ゲットウ葉
ゲットウという植物の葉から抽出したエキスで
コラーゲン産生促進作用と、コラーゲン分解酵素活性阻害作用を持ち
お肌のハリを保つ効果が期待できます。
保湿効果が高く、抗菌作用もあり、まさに妊娠線予防にぴったり。
ミルポッシェオーガニクスのボディケアクリームは
このゲットウ葉水を主成分とした製品です。
ミルポッシェオーガニクス ボディケアクリーム(160ml)¥2,700+税
ゲットウ葉水だけでなく他にも妊娠線予防に有効な
植物エキスが豊富に含まれ、中でも宮古ツバキ種子エキスには、
コラーゲンとヒアルロン酸の生産促進効果があります。
原料となる植物には農薬や化学肥料を使用していないそう。
安心な原料でお肌の機能を高められる妊娠線予防クリームです。
ヘチマエキス
ヘチマの葉や茎から抽出されるエキスで
消炎効果や保湿効果、収斂効果があります。
肌の乾燥を防ぎ、肌荒れの改善が期待できるので
化粧水などにもよく含まれる成分です。
先に紹介したミルポッシェオーガニクスのクリームにも含まれています。
バンビママ&ベビー マッサージマーククリーム(200g)¥4,800+税
収斂作用のあるアルテア根エキスも配合され、
むくみケアのマッサージにも使用できる妊娠線予防クリームです。
赤ちゃんや敏感肌にも安心して使える原料です。
ツボクサエキス
セリ科のツボクサという植物から抽出したエキスで
ゲットウと同じくコラーゲン生産促進作用があります。
また、色素沈着作用も期待できます。
こちらの成分が含まれるのは
ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム(150g)¥2,700+税
ツボクサエキスを始めとした、肌の弾力や柔軟性をサポートする成分と
潤いを与える成分をバランス良く配合。
こちらも赤ちゃんにも使える優しいクリームです。
ホホバ種子油
ホホバという植物の種子から、圧搾・精製によって得られる
植物性の液体ロウです。
ホホバ種子油やオイルと呼ばれますが、油っぽくなく
肌への馴染みがとても良いのが特徴です。
角層からの水分蒸発を防ぎ、肌を柔軟にする作用や抗炎症作用もあります。
先に紹介したミルポッシェオーガニクスのクリームと
バンビママのクリームにも配合されています。
最後に
いかがでしたか?
妊娠中は匂いや刺激に敏感になるものです。
化粧品など肌に使うものは、余計なものが入っていなくて
シンプルな原料が使われている方がいいですよね。
妊娠線予防クリームを選ぶ際にも、本当に有効な成分を見極めて
体に優しいナチュラルな原料のものを探してみてください。
今回ご紹介したクリームは全て赤ちゃんにも使えるものなので
ぜひ参考にしてみてくださいね。









