『現在40代のお母さんの体験談』です | ママブルー仙台 のブログ

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出産後にブルーな気持ちになっているお母さんや、
産後うつのお母さん向けのサロンです。
仙台にあります。
現在は、ZOOMでサロンをしているので、どこからでも参加できます。

『現在40代のお母さんの体験談』

私が出産したのは30代後半だったのですが、
私の場合は出産してちょうど2週間位経った頃、本当に急にぱったりと眠れなくなりました。

そして全く食欲がなくなりました。
そして急に車酔いになったようにずっと吐き気がし、気分がすぐれない日が続きました。

食べたくないけれど母乳の事を考えて無理矢理に食べるとすぐに下痢。

産後うつになって2週間経ち、体重は妊娠前よりも痩せてしまいました。

めまいや倦怠感も激しい為、子供の世話をするのが大変で、夜は眠れない不安から時々里帰りしていた母親に子供を見てもらう事もありました。

加えてずっと動悸がし、押しつぶされそうな程の不安感。
不安の原因が分からないけど何か凄い恐怖にさらされたような物凄い不安。

そしてテレビが全く見れなくなりました。
目では見えていても頭に入ってこず、何をやっているのか、面白いのか面白くないのか分からない。
笑える番組を見ても笑えない。

本なども字が読めるけど頭に入りませんでした。

本当に自分でも状況がわからず、一日中続く吐き気や倦怠感、不眠に悩まされ、押しつぶされそうに苦しかったです。

とにかく苦しくて、出産した産婦人科に通院しましたが、心を落ち着けて欲しいと言われただけでした。

状況は全く変わらないので今度は内科に受診し、
一週間程点滴に通いましたが、状況は変わらず、
ドクターに心療内科を紹介して欲しいとお願いしました。

心療内科で頂いた薬で少しは持ち直した部分も
ありましたが、まだまだ不安感と恐怖感は消えず、倦怠感もあり病院に通うのもやっとでした。

そしてその頃薬の子供への影響を考えて、母乳を止めミルクにしました。

まだまだ良くなったとは言えませんでしたが、
出産して2ヶ月して里帰り先の実家を離れ、
自宅に戻りました。

家に戻ったけれど、フラフラな状態でした。

実家と自宅がかなりの距離で車と公共交通機関を
使って約半日はかかり、移動中はずっと
訳の分からない恐怖に押しつぶされそうで
本当に死にそうなくらい辛かったです。

自宅に戻ってからも良くならず、近くの心療内科を
受診しました。

そこで処方された薬ですが、あわなかったようで
不安が強くなり、あまりにも苦しくて、
その頃自殺願望が出てきました。
薬も止めてみました。

住んでいる市町村の赤ちゃん訪問が自宅に帰ってきた頃あり、保健師さんが自宅にやってきました。
会って何とか話はできました。

エジンバラ産後うつテストをやってみると、
かなり結果が悪かったです。

具体的に薬を勧められたりなどはありませんでしたが、
市町村でやっている心理士さんの行っているカウンセリングに通う事を提案されました。

そしてあまりにも苦しくてネットでも治るために 良い方法がないのか色々調べていました。

そんな時に「ママブルー仙台」さんにたどり着いて
連絡をとってみました。

病院を紹介して頂けるとの事で、そちらに通院
してみました。

処方された薬が私にはあったようで、一週間位で不安や恐怖がMAXではなくなりました。

同時に保健師さんに紹介されたカウンセリングにも
通い始めました。

薬+カウンセリングで本当に少しずつ、波がありながら、良い状態になったり、少し辛い日があったり
しながらだいたい一年位で大分は良くなり、自殺願望もなくなりました。

薬の方は最初の頃は少し多めでしたが、
徐々に減っていきました。

倦怠感やめまいは時々あり、眠りも浅くて夜中に目が覚めてしまったり、またそこから眠れなくなったりは続いてはいましたが、大分は良くなりました。

定期的な通院の方もカウンセリングも一年位で、
何とか終わりました。

元々薬をあまり飲まないでいたいというのが
あったので最終的には病院と相談しながら止めては
いきましたが、
なかなか寝付けなかったり、眠りが浅く
疲れが取れにくいというのは何年か続きます。

産後うつに苦しんでいましたが、出産して1年ちょっとで少しずつ仕事を始めました。

同居をしているので、ずっと家にいるのはイヤだなとか、主人が稼ぎが良いという訳ではなく、私が外で仕事しててくれる方が経済的に良いという考えの
人だから、家計の事を心配したりだとか、
体がまだ若干不安定でありながら子供は保育園に預けて、
仕事に出ました。

ずっと立ってると具合が悪い日があったりとか、
仕事していてもなんとなく気分が悪かったりとかは
よくありました。

眠りが浅くてよく眠れない日は日常茶飯事。

自分を追い立てて仕事に家事に育児に奮闘する毎日。
薬を飲まないでなんとか過ごせるようになったのが出産してから1年ちょっと。

それでも結構無理をしていて、今でもあまり眠れない日があります。

徐々になくなったのは、気分の悪さや、訳の分からない不安感。
気持ち的にも安定はしています。

今もあまりよく眠れなくてもなんとかは過ごせています。
カウンセリングの先生から、眠れない日もあれば
眠れる日も必ずあるからと聞いてから、
眠れないときはあまり眠れなくてもいいやと
諦め、眠れる日はしっかり眠るようにし、
調整しています。

別談ですが、我が子の為に兄弟がいた方がいいのではと真剣に考え始めたのが、
子供が3歳を過ぎ、私が40歳を過ぎた頃。

出産が遅かったのと、産後うつで苦しんだ過去を思い出すと、なかなか次の出産など考えられず、
ようやく子供が3歳を過ぎた頃に第2子について考え始めたのです。

またうつになったりしたら、今いる我が子を育てられなくなったらとか、
とにかく色々と考えてました。

でも40歳を過ぎてからだとなかなか難しいとわかって、これまた落ち込みました。
そして難しい現実に直面したと考えていた頃に、
自然妊娠したのですが、ほどなくして流産しました。

偶然妊娠して喜んでいたので落ち込みましたが、
年齢的に流産しやすいとわかってはいたので、
心の復活は早かったですし、うつにはならなかったです。

うつになってから以降の自分の健康不安もあったから尚更、自分の体はきっと妊娠しにくいのだろうなとも思いました。

人生の時間を巻き戻す事はできないですが、仕事に復帰せず、ゆっくりと第2子を妊活する勇気があれば良かったのかなとか、今は色々考えます。

産後うつというハプニングに出会ってもしまったり、出産年齢も遅かったですし。

我が子がひとりだけなので今はその行く末が心配です。

一人っ子なのでついつい甘やかしてしまうのですが、この子をひとりでも生きていけるように育てなければと考えます。

うつになってからの健康不安とか、苦しんだ過去を考えたり、第2子が授かれなかったと考えると良い経験だったとは思えないですが、
治って今我が子を育てられていること、生きていること、
産後うつの苦しみで、うつの人の苦しみがわかったことや、苦しみから助けてあげたいと思うようになったり、 

病気や障害を持っている人などにもその大変さに
気持ちが向くようになり、
寄り添いたいと思うようになりました。

今までと違う気持ちの
芽生えもあったのかなと思います。