生まれて間もない頃に、仕事の先輩からうさぎのオルゴール(通称うさぴょん)をいただきました。
うさぴょんの足の間から出ている紐を引っ張ると、オルゴールが流れる仕組みです。
「これで泣き止んだり結構重宝するのよー」
・・・しかし、
赤ちゃんアンジェルマンの息子には
オルゴール機能付きうさぴょんはただの物体でしかありませんでした。
音には少し反応を示すものの、
あまり興味はなく、
まして引っ張ると音が鳴ることを理解するわけもなく…
それでも
成長するにつれ
うさぴょんを噛んだり、
オルゴールの音色に興味を示すようになりました。
もともと音の鳴るオモチャが好きで常に音を鳴らしていたいタイプ(?)なのでうさぴょんのオルゴールに目をつけたようでした。
よし、そろそろ教えてみよう!
まず息子の前でうさぴょんを持ち、
私が紐を引っ張ってオルゴールを鳴らして見せました。
次に、私がうさぴょんを持ち、強引に息子に紐を触らせ、一緒に引っ張り、オルゴールを鳴らしました。
するとどうでしょう!
私がうさぴょんを持って息子にさしだすと
手を伸ばし、
紐を持って引っ張るではありませんか
(そもそも今まで意図的に引っ張る動作を見たことがありませんでした。)
慣れてくると
うさぴょんをぶんぶん振り回して私に渡し、うさぴょんを固定してくれとアピールします。
引きやすい形で持っていると、
紐を引っ張って大喜び
同様に、
違うオモチャでも
いつも間違った出っ張りをボタンと勘違いして押していた息子に
ここ押すとつくよ!
と見本を示すことでそのボタンを触って音を鳴らせるようになりました
成長と共に自然とできるようになる事はありましたが、教えられてできるようになることはほとんどなかった息子。
ようやく相互関係の中で、教育ができるようになってきました。
『教育はその子にあったタイミングで』
この二年半で私が学んできたことです。
発達が遅いとわかった時
息子の障害と共に生きていくと覚悟した時
教育ママ(現在ばあば)の血を受け継ぐ私は
『どうしたら息子の能力を高くそして早く引き出す事ができるか』
を考えていました。
例えば、
『ママにちょうだい(ママどうぞ)』
のやり取り。
息子は失調が強い(※)ので、健常なお子さんのようにはできません。
(※私の言葉で言い換えると、距離や角度などのバランスを無意識に調整して姿勢を保持したり行動したりする能力が低い)
先程のうさぴょんの場合も、
ママに渡したいと思っても、180度違うところにほっぽり投げてしまいます。
私に近付いてから
「あ、しまった」
とばかりに気付いて拾いに戻り、また逆側に投げては拾うを繰り返します。
だんだんとイライラしてくるのは見ていてわかりますし、やっとこさ私の手に乗せられた時は嬉しそうなので、決して投げて遊んでいるわけではありません。
周りのお子さんが普通に『ママにちょうだい』ができる中、息子は2歳になってもその練習すらできませんでした。
『ママに物を渡したい』
と息子が思う機会をみつけられなかったのです。
しかし昨年の秋ごろに好機が訪れます。
スマホで好きな動画を見るのにはまっていた時、動画再生が自分でできない息子に
『ママにスマホを渡したい』
の気持ちが芽生えたのです。
『ママにちょうだい』のタイミングは今だ!
そう思って動画を見たい息子の前に両手を広げ、何度も何度も練習をしました。
結果、『渡す』という概念自体なさそうだった息子が、不器用ながらも私の手にスマホを乗せられるようになったのです
身体・運動発達と精神発達、そして環境など
それらが揃うまでは、良くも悪くもその子のペースは崩せない。
然るべき時に、然るべき介入をする事で、本来持っているポテンシャルを引き出せるのではないか。
今、発達の遅いお子さんを前に焦っているママがいたら、ぜひ伝えたい
焦っても焦らなくても、そんなにあんまりかわらないよ~
足し算できない子に微分積分教える気しないですしね!
今日はそんな独り言でした
ナチュラルなうさぴょんがかわいくて私も大好きです
うさぴょんの足の間から出ている紐を引っ張ると、オルゴールが流れる仕組みです。
「これで泣き止んだり結構重宝するのよー」
・・・しかし、
赤ちゃんアンジェルマンの息子には
オルゴール機能付きうさぴょんはただの物体でしかありませんでした。
音には少し反応を示すものの、
あまり興味はなく、
まして引っ張ると音が鳴ることを理解するわけもなく…
それでも
成長するにつれ
うさぴょんを噛んだり、
オルゴールの音色に興味を示すようになりました。
もともと音の鳴るオモチャが好きで常に音を鳴らしていたいタイプ(?)なのでうさぴょんのオルゴールに目をつけたようでした。
よし、そろそろ教えてみよう!
まず息子の前でうさぴょんを持ち、
私が紐を引っ張ってオルゴールを鳴らして見せました。
次に、私がうさぴょんを持ち、強引に息子に紐を触らせ、一緒に引っ張り、オルゴールを鳴らしました。
するとどうでしょう!
私がうさぴょんを持って息子にさしだすと
手を伸ばし、
紐を持って引っ張るではありませんか
(そもそも今まで意図的に引っ張る動作を見たことがありませんでした。)
慣れてくると
うさぴょんをぶんぶん振り回して私に渡し、うさぴょんを固定してくれとアピールします。
引きやすい形で持っていると、
紐を引っ張って大喜び
同様に、
違うオモチャでも
いつも間違った出っ張りをボタンと勘違いして押していた息子に
ここ押すとつくよ!
と見本を示すことでそのボタンを触って音を鳴らせるようになりました
成長と共に自然とできるようになる事はありましたが、教えられてできるようになることはほとんどなかった息子。
ようやく相互関係の中で、教育ができるようになってきました。
『教育はその子にあったタイミングで』
この二年半で私が学んできたことです。
発達が遅いとわかった時
息子の障害と共に生きていくと覚悟した時
教育ママ(現在ばあば)の血を受け継ぐ私は
『どうしたら息子の能力を高くそして早く引き出す事ができるか』
を考えていました。
例えば、
『ママにちょうだい(ママどうぞ)』
のやり取り。
息子は失調が強い(※)ので、健常なお子さんのようにはできません。
(※私の言葉で言い換えると、距離や角度などのバランスを無意識に調整して姿勢を保持したり行動したりする能力が低い)
先程のうさぴょんの場合も、
ママに渡したいと思っても、180度違うところにほっぽり投げてしまいます。
私に近付いてから
「あ、しまった」
とばかりに気付いて拾いに戻り、また逆側に投げては拾うを繰り返します。
だんだんとイライラしてくるのは見ていてわかりますし、やっとこさ私の手に乗せられた時は嬉しそうなので、決して投げて遊んでいるわけではありません。
周りのお子さんが普通に『ママにちょうだい』ができる中、息子は2歳になってもその練習すらできませんでした。
『ママに物を渡したい』
と息子が思う機会をみつけられなかったのです。
しかし昨年の秋ごろに好機が訪れます。
スマホで好きな動画を見るのにはまっていた時、動画再生が自分でできない息子に
『ママにスマホを渡したい』
の気持ちが芽生えたのです。
『ママにちょうだい』のタイミングは今だ!
そう思って動画を見たい息子の前に両手を広げ、何度も何度も練習をしました。
結果、『渡す』という概念自体なさそうだった息子が、不器用ながらも私の手にスマホを乗せられるようになったのです
身体・運動発達と精神発達、そして環境など
それらが揃うまでは、良くも悪くもその子のペースは崩せない。
然るべき時に、然るべき介入をする事で、本来持っているポテンシャルを引き出せるのではないか。
今、発達の遅いお子さんを前に焦っているママがいたら、ぜひ伝えたい
焦っても焦らなくても、そんなにあんまりかわらないよ~
足し算できない子に微分積分教える気しないですしね!
今日はそんな独り言でした
ナチュラルなうさぴょんがかわいくて私も大好きです