留置所の食事について


 


 前の記事にも書いたように、留置所は警察の管轄なので、受刑者が自ら調理を行う拘置所や刑務所と違って、外部の業者が作ってくれるところが普通みたいです。


 


 私のところは、朝、昼、晩ともに弁当タイプの食事でした(場所によっては、昼食はパンというところもあるようです)。


 



  そして、これはどこの留置所でも共通のようですが、食事はわざわざ鉄格子を開けて入れてくれるわけではなくて、足元にある、頭が入らないくらいの小さな扉があって、そこから入れられてくる、というわけです。





 被疑者にも基本的人権が認められているとは言え、なんだか動物扱いをされているようであまり気分のいいものでありませんでした。




 で、この弁当タイプの食事、外部の業者が作ってくれるから美味しいかというと決してそんなことはなくて、味は全体的に薄味でソースと醤油で無理矢理バランスを取っている感じ、量に関して言えばおかずは少なくて、ご飯の量を増やすことで何とか帳尻を合わせているような感じです。



 ほんまわざと不味く作ってあるような感じ(朝食によく出てくるオムレツとかどうやったらあんな不味くなるのか不思議で仕方ありませんでした)で、ハッキリ言って全然美味しくはないのですが、食べること以外に娯楽がないので、段々このお美味しくない食事すら楽しみに思えてくるから不思議なものです。


 

 私が入っていた留置所では、夕食には味噌汁がつくというのが特徴的なところでしたが、おかずが貧弱な分、たかが味噌汁と言えどあなどれなかったものです。


 


 臭い飯ってのはホント?


 刑務所での食事を「臭い飯」と形容することが多いようですが、留置所に関して言えば、その形容はあまり当てはまらない感じがします。というのも、刑務所のように麦飯を一定の割合(3割?)使っているわけでもありませんでしたし、特段ちょっと冷えてるくらいでそんなに極端に不味いものではありませんでした。もしかすると、自分のいた留置所はちょっと恵まれていたのかもしれましれません。


 



  もっとも、留置所の房にはトイレがあり、そこが完全に密閉されていないことから、飯が臭くなる、という説もあるようで、そういう観点で言えば、普通のご飯より飯は臭かったかもしれません。


 いずれにしても、トイレの横で食べるご飯は美味しくないですね。




食事代について


 

 全て税金で賄われております。大体一食あたり300円~400円程度の予算で作られているということで、カロリーについても白米で帳尻を合わせているとは言え、一日2000kcalは確保されているようです。


 

 なので、留置所にいて普通にご飯食べていたら、極端に痩せるようなことはまずありません。普段からよっぽど食べていた人なら話は別ですけどね💦

 


お好みのメニューが頼める「自弁」


 留置所には「自弁」という制度があって、朝食、昼食、夕食にそれぞれ特定の仕出し屋からオリジナルのメニューを注文することができたりします。


 少し割高ですが、コーヒー牛乳や野菜ジュース、ミックスジュース(確かそれぞれ130円)、他にはおかずとしてゆで卵、カツ丼、焼き肉、ハムエッグ、など色々ありました。



 

 また、食事以外の時間(昼食後~夕食前)までの時間にパンやお菓子を食べられたりもします。


 

 食べれる曜日は水曜日と日曜日と限られていましたが、こういった自弁の制度に関しては拘置所や刑務所より優遇されていたと思います。




 だからありがたい現金の差し入れ


 過去記事でも書きましたが、自弁がある程度自由にできるようになるという意味で、やっぱり現金はあると嬉しいです。


 

 自分は自由時間を勉強時間に充てたりしていましたが、チョコレートなんかがあると随分捗ったものです。



地獄の沙汰も金次第?留置場でもお金はあった方がいい!


 

 留置場内には財布や現金の持込みは出来ません。留置場に入場するとき靴や留置場内で着られない衣服などと一緒に警察に預けるわけです。


 

 その時に持っていた現金を「領置金」と言ってそこから自弁の代金は天引きされるシステムになっています。


 

 自弁だけでなく切手や便箋あるいは歯磨きや石鹸といった留置場内で購入するものは全て領置金から差し引かれるわけです。


 

 もし家族や友人知人が逮捕されて留置場に入れられてしまった場合、現金を差入れすると大変喜ばれるでしょう。


 


 もっとも通常の勾留期間(Max23日間)に必要なお金は、毎日自弁を食べても12万円で他の切手代などの買い物をしたとしても領置金は3万円もあれば十分です。