ほんま読んでも集中出来ん



活字に集中できん


 留置所の一番の敵は「暇」だと思います。

 官本と呼ばれる留置管理課で貸し出している本もあるのですが、自分のこれからどうなるのか不安で、まったく活字が頭に入ってきません。




 要は活字に「集中できない」わけです。

 いつもであればすんなり頭に入ってくる内容がサッパリ頭に入ってきません。


 自分は留置所に来て馬鹿になったのかと心配しましたが、今思えばあの異常環境の中で集中しろ、というのが無理な話でした。






 一応、文庫本にして300ページくらいのものを3冊くらい読んだ記憶がありますが、随所随所が歯抜けになっていて中身を問われても深く覚えてはいません。

 


アウトプットの作業は意外と捗る


 

 何かをインプットして知識を構築していく作業は手間取りますが、感じたことをアウトプットする作業なんかはわりとスムーズにできたりします。


 例えば、与えられた本を基に書くことをメインにしたり、留置所でその日感じたことを文章にしてみたりというのは、割と苦なく進む作業で、どちらといえば活字を読むより、そういった作業をしている方が楽しかったです。

 


そんなわけで必要なのは「ノート」


 やはり、留置所生活で何が必要か、と言われればノートではないでしょうか。




 

 ノートさえあれば、その日にあったことをまとめたり、手紙を送りたい人への文章を考えたりすることができるわけですし、あった方が創造的な作業を進めるのには役にたってくれそうです。


 私もノートは、自弁や差し入れで入れてもらいましたが、合計7冊くらいは一か月間の勾留期間中に使い終えたはずです。


 そして、その時の経験は今も自分の中で教訓としてしっかり生きているように思います。



 ノート買うにも現金!


 



 で、何度も言うようですが、ノートを買うにも現金が必要というか、現金さえあればOKです。ですから、近しい人が留置所に入ってしまった、という時に差し入れるのは、まず何を差し置いても「現金」だと思うわけですね。