どこの刑務所に送られる?・・・やっと刑務所に行けます(嬉)
懲役もいよいよ本番。
「拘置所→刑務所」へ、移送の日が近づいてきました。
何も手を打たなければ、移送される前日朝まで、何も知らされません。
建前では、情報を漏らしてはいけないんですよね。
法務省的には、その理由を
「何者かによる、受刑者を奪還することを防止するため」
と、大げさに謳っていますが・・・
今時、映画じゃあるまいし、
バスや電車での移動中に、取り返しに来るヤツらなんかおるんかよ!
3.移送の日を知ってどうするの?
前回も書いたように、知ったところで、何も変わらないんです・・・
しかし私も、御多分に漏れず、どこに飛ばされるか気になって、色々手を打ちました。
私の場合は、本を宅下げする「願せん」を提出して、知ることができました。
「おい、お前はもう直前すぎるから、ダメだ。ううん?」
(もう、移送されるのが直前なので、願せんを出しても、処理が間に合わないという意味)
刑務官様のこの一言で、来週中に移送される、ということがわかってしまいました。
「だから、何?」 と言われそうですが、
おかげで、弁護士や家族が面会に来ても、本人がいない!というすれ違いを防げました。
慌てて、弁護士や家族に、速達の手紙を出し、知らせることもできましたしね。
この時期はまだ、被害者から損害賠償の、民事裁判を起こされることが多いんです。
刑事裁判が終わったかと思ったら、今度は被害弁済の「民事裁判」です。
まだまだ、心が休まる時はありません。
というわけで、まだ弁護士とやり取りが必要なんですよね。
「面会に来たけど、もう移送されて、本人いなかった」・・・では、困るわけです。
懲役は決まっちゃいましたが、民事までやられっ放しでは、破産です。
そんなわけで、こちらも、必死になるわけです。
4.とうとう移送を申し渡される
「移送については、当日の朝に申し渡されるよ」と、先輩方から聞いていました。
「当日の朝、って本当にギリギリで、忙しくないか?」
「遠方の刑務所だったら、早朝に出ないと、その日のうちに着かないだろ?」
「荷物まとめたり、手続きしたり・・・してたら、出発するのが昼になっちゃうだろ?」
時間の流れがゆっくりしている、拘置所にしては、何だか不自然で、おかしい・・・
慌ただしいし、効率が悪いなぁ、と思っていました。
正しくは「前日の朝」に申し渡されます。
24時間ブチ込まれていた雑居房を、とりあえず出て、荷造りをするのに一日使います。
移送される者だけで、別室で一夜を過ごし、早朝にサッサと送られます。
だから、当日の朝ではなく、前日の朝でした。
朝食後に、刑務官様から突然、一言だけ言われます。
「おい、お前、移送だから。荷物まとめておけ、ううん?」
フトンを毛布で風呂敷包みにし、(これも懲役ならではの、生活の工夫ですが・・・)
事前に少なくしておいた私物をシーツにくるんで、完了。
部屋からの引越しなんて、モノが少な過ぎて、5分あれば余裕で終了です。
荷物を抱えて、「領置調べ」 に向かいます。
「領置調べ」とは、私物の荷造りのことです。
外への出口に近い、倉庫の近くで、荷物を広げて、荷造りです。
「おい!おまえ!こっちへ来い!」
担当の刑務官様が、イライラしながらお呼びです。
この「領置調べ」という荷造りで、刑務官様とせめぎ合いになるんです。
この話はまた次回のお楽しみに。