2.どこに飛ばされるか教えてや!


懲役やるのなら、実は、拘置所にいた方がラクやのに・・・




そんなことも気付けずに、今日も移送待ちの懲役たちは焦ります。


別に、自分で日にちを決められる訳でもなく、努力したところで、自分の力では行き先の刑務所も変えられません。



それやのに・・・


今日も懲役たちは、血眼になって、事前に知る方法を考えます。


①刑務官様から訊き出すか、


②移送された者のパターンから予測する 


くらいしか方法はないんですよね。



でも、そこはムダな悪あがきが得意な懲役たちのことでおます。


意外な方法で、自分の行き先の刑務所や、日程を探り当てます。



まずは、①ですが、刑務官様に毎日毎日、ごきげん取り、お世辞を言いまくります。


どこに、いつ、移送されるかは、当日の朝まで


「絶対に漏らしてはいけない機密情報」


のハズで、刑務官様もちっとも教えてはくれません。


が、ごきげん取りを毎日続けると、時に気を抜いたか?ポロッと漏らしてしまうことが!



「おめぇは、もう、かなり近けぇぞ。ま、アッチの方やな、ううん?」



てな感じで、懲役の誘導尋問に、ニヤニヤしながら答えてしまうんです!


大問題ですが、刑務官様なんて、こんなもんですよ。


スキ・キライの感情で、本来機密の情報も漏らしちゃうんですから・・・


「信用なんて、できひんよな!」 ですよ。



次に、②ですが、拘置所で掃夫(掃除、配食など)として懲役をしている者から、


できる範囲で、情報をリークしてもらう方法があります。



「火曜日に移送されるのは、神戸です」


「来週、〇△さんが移送されそうですよ」


てな具合です。



本来は、彼らと話すことは禁止されていて、見つかったら、即、懲罰です。


彼らは、自分たちに教えることに何のメリットもないんですが・・・


「刑務官様に隠れて、悪さをするのが、ストレス発散になる」 そうです。



もう一つは、確実に日程を知りたいために、使う方法。


「本の宅下げをしたいんで、願せんをお願いします」


「この人が面会に来る予定なので、登録の願せんをお願いします」


わざと、手続きに時間のかかる「願せん」を出してみるんです。



願せんの処理には、数日の時間がかかるので、もう移送が直前だとすると・・・


「おい、もうこの願せんは、間に合わんな。あきらめたら?」


と、刑務官様から、「合法的」な事前のお知らせをもらうことができちゃうんです。


これから移送の方は、ぜひお試してみてください(笑)。



しょうもない、どうでもいいことですが、大マジメに情熱を注ぎます。


「移送について知りたい!」


懲役は心の平安を得たいために、あれこれ試し、努力するんです。


心配するところは、そこじゃないんだけどねー・・・


がしかし、この時


A級、WA級、YA級といった、いずれも初犯の者で、かつ就業経験や出所後の身元引き受けなども問題がない「スーパーA」といわれる受刑者を収監している。

1.準初犯を除く初犯者である。

2.他人の生命または身体、精神に回復困難な損害を与える犯罪(殺人、強盗殺人、強盗、強姦等)を犯した者ではない。

3.執行刑期が概ね懲役1-5年程度である。

4.概ね26歳以上60歳未満である。

5.心身に著しい障害がない。

6.集団生活に適応できる。

7.引受人がいるなど帰住環境が良好である。

8.同一の職または職場で3年以上勤務した経験がある。

上述などの条件を満たす者に限ることとされている

そもそも、「スーパーA級」や「WA級(女性のA級)」などという分類級は法的には存在しない。だが、他の刑務所とは違い、入所には上記の条件が必要であることから美祢社会復帰促進センターの噂でもちきりでしたね。


(注)

宅下げ:外部の人間に、許可された私物を引き取ってもらうこと。窓口か郵送。


願せん:懲役の者たちが、許可を申請するときの用紙。いちいち書く。面倒。