留置場で刑事や検事の取調べが終えると、拘置所に送られるようになりました。
拘置所に送られる時は、手錠をかけられ腰に長いロープを巻かれて、送られる人が複数いると全員ロープで繋がれて、マイクロバスに乗せられて送られました。
拘置所の収容者は、一般的に未決拘留者(被疑者・刑事被告人)、既決拘留者(刑が確定した人)、死刑確定者、労役(罰金刑で働く人)が収容されています。
拘置所に着きますと、まず説明を受けた後、通称“ビックリ箱“という外から鍵をかけられるボックスに一人ずつ入れられ、その後、外から刑務官に呼ばれた人から、持って来た荷物の検査を受けます。
この検査が終わると、別の“ビックリ箱“に移り、その中で裸にされて身体検査をされます。
この時に、陰茎に玉入れが無いか、刺青が無いか、肛門の中に何か隠していないかを検査されます。
この体験は、本当に恥ずかしく情けないことでした。
特に、肛門の検査の時は、両手でお尻を開いて刑務官に見せるのですが、この行為は本当に恥ずかし屈辱感満載でした。
その検査が終わると、官衣(かんい)という拘置所で着る服に着替えました。
今まで着ていた普段着は、検査するために荷物と一緒に一旦全て回収されました。
そして、翌日、検査を終えた私物や服や下着を返してもらえました。
但し、私服や下着の着替えが無い人は、職員に申し出ると官衣を貸与してもらうことができました。
そして、ここでもその日から名前ではなく、呼称番号で呼ばれるようになりました。
この時から私は502番になりました。
この番号は、身分によって区分けされ、刑が確定すると呼称番号が変わります。
拘置所により違いますが、私が収容されていた拘置所は次のようになっていました。
・1番から399番、501番から699番、801番から999番は、未決拘留者(刑が確定していない人)に付けられます。
・10番から990番までの下一桁がゼロの場合は、未決拘留者の殺人犯に付けられます。
・400番台と700番台の場合は、未決拘留者の外国人に付けられます。
・100番から1900番の下二桁がゼロの場合は、死刑確定者に付けられます。
・1000番台(下二桁がゼロの場合を除く)は、既決拘留者(刑が確定し刑務所に行く人)に付けられます。
・2000番台は、拘置所で作業する受刑者に付けられます。
と、それぞれの犯罪によって呼称番号が決められることになります。
この手続きが終わると、次に各舎房に連行されます。
