アランが師ラニョ―と出会ったのは十八歳の時。


ラニョ―から現実社会のなかで・生きている・哲学を学んだ。


それこそ新しき精神の目覚めであり、新しき世界の発見で


あった。まさにアランにとっては、青春の朝ともいうべき覚醒


の日々であった。彼は、この時代を振り返り


哲学者は朝ごとに二重の目覚めをすると言っている。


すなわち人が毎朝、目覚めるということは、本来、それ自体が


日々、新たな世界との出会いである。


そのうえで、哲学を持ち、新しい『ものの見方』を学んでいく


ことは、二重の意味での『目覚め』といえるのである。


アランは師ラニョ―のもとでは、その新鮮な感動の連続で


あったにちがいない。


『人生は朝から成る』という言葉を好んだアランは、いわば


朝の哲学者だったのかもしれない。


教えるにも、この言葉を繰り返し語ったといわれ、


太陽が昇る『朝』のイメ―ジをこよなく愛していたようだ。










その時々の羊蹄山です。。。。