韓国の友達が・・・「奇皇后」は、イメージが悪すぎる。
韓国ドラマ「シンイ」では、キ・チョルのことが、とても残忍な男として描かれていました。

そんな心配の中、いよいよ「奇皇后」が始まります!



「奇皇后」


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8月28日制作会社関係者は、奇皇后の否定的な側面に反論、"元の大臣たちの間で、高麗女性を妻に持つことが流行のようになった。
高麗に、莫大な被害を負わせた公女の派兵が禁止される時が、まさに奇皇后が権力を持った順帝の時だ"と伝えた。

先立って'奇皇后'は高麗史節要に、登場する"奇皇后とキ・チョル4兄弟が横暴の限りを行なって競争的に悪事を犯した"という歴史を通じて、英雄的に描かれるドラマ奇皇后に対する歪曲論議に包まれた。

奇皇后は、高麗に対する元の干渉を防いだ人物である。

同日、製作会社によると奇皇后が高麗に及ぼした影響は、高麗を元に編入しようとしていた入城論を永遠に廃止させ、その時代、自分と同じように、連行された公女や宦官の不法な徴発が縮小されたり禁止された事実だ。

そして元の政治的干渉や経済的収奪も減った。
だけでなく元史記録によると、元の末年に大規模の飢饉で沢山の人々が飢え死にして、死体が転がった状況で、奇皇后の命により遺体を運搬して収拾をした。
また、奇皇后の個人財産で莫大な資金を供給して救護事業も一緒に展開して民を救済した。

このような奇皇后に関する記録は当時の歴史的背景によってさらに否定的に描かれた。

元の立場では、女であり高麗人に政権を奪われた状況であるため、奇皇后をよく描写するわけがなかった。

高麗も、やはり元のさまざまな収奪と苦難を経験した立場で、元の王の皇后である奇皇后を、肯定的に眺めることができなかったのだ。

また、議論になっている奇皇后の兄キチョルも否定的に見るのに一役買っている。

元王の皇后の勢力を背に負ったキチョルは高麗内で王に匹敵する権力を享受しながら多くの横暴を働いた。しかし、奇皇后もその事実を知って自己の親族の不法行動を自制させる手紙を高麗に送って警告したりもした。



忠恵王は酒・色に溺れて暮した人物か?

忠恵王もよく知られて歪曲されたイメージは酒・色に溺れて生きる王だった。
しかし、ソウル大学のイ教授の論文によると彼は王権強化(禁令11条を含む)に努力、慢性的な王室財政の欠乏を解決して財政を確保することにより、王権を強化しようと努力した。

特に元は解禁政策(海上貿易封鎖)と江南商人の高麗の出入りを禁止させることで、高麗の経済を悪化させてしまった。このような状況で忠恵王は、陸路を開拓して貿易を活性化させて高麗の経済が再び活気づくようにした。

2番目で話題になったの忠恵王の強姦事件も同様に、当時の背景状況から見ると疑いの余地がある。
当時の元が、慣例的に元の王と正室の間に生まれた太子が王になるべきた。
しかし、忠恵王は高麗人の母から生まれた為に反対勢力とぶつかるしかなかった。

最後に忠恵王の、廃位の原因は暴政と淫行と見ることはできない。
忠恵王が繰り広げる王権強化政策が元に反する政策(反元政策)だったため、除去の必要性を感じた元の立場によって廃位されたと見ることができる。

このように、奇皇后と忠恵王の歴史の歪曲論議は、当時の歴史的状況によって描写された断片的な歴史の記録だけに依存した状況で明らかになっている。

歴史も記録も、どちらか一方や有利な側の立場が代弁されるので、断定的に歪曲だと規定するのも難しい状況だ。

さらに、歪曲された部分に対する、他の歴史的記録がある状況でドラマに対する否定的な見方を無条件的に信じる事も、断片的な見方の一つである。

このような歴史的事実として、複雑な状況に置かれた'奇皇后'が否定的な認識でこれからドラマを通じて、どのように歴史の真実をあばき出すか、その帰趨が注目される。




日本でも、歴史上の事件には色んな角度からの見方があり、
その反論も一理あると思う時が多々あります。
その暴き方がとても興味深く面白いです。

本も出版される「奇皇后」、どのように描かれるのか?
韓国の人達に、受け入れられるのか?
はたまた、中国の人達にも受け入れられるのか?
心配でもありますが・・・・。


しかし、この「奇皇后」という人物は、とても興味深い!
貢女として異国の地で生き、皇后にまでなった女。
その一生はどんなものだったのか?

逆境に陥れば陥るほど輝きを増す、ハ・ジウォン!
ハラハラドキドキ、涙涙の日々が来るのかと思うと、本当に楽しみですね~♪