アウシュヴィッツ収容所に関しては、実際に訪れたし、舞台になった映画もいくつか見ましたが、こんなことができた人もいたんだと、ちょっと驚きをもって読みました。

 

実話なのですが、多分、本人が書いた本ではなく、本人から聞いた話を別の方が本にしているし、収容所の悲惨さを伝えるよりは、彼らがいかにして生き残ったか、地獄を生き抜いたかに重点を置いている感じがしました。

 

彼らが生き残ったのは、一言で言えば、生かすに値する人だったから…ですかね。

自分の命を危険にさらしてまでも助けるべき人だとみんなが思ったからこそ、彼は生き残ることができた。

彼が生き延びた代わりに、命を落とした人がもちろんいる。

 

この本を読んだら、もう一度アウシュヴィッツを訪れたくなりました。

前回は英語ガイドツアーで回り、駆け足で、一部しか見れなかったけれど、次は、できればガイドなしで入れる時間帯(って、まだあるのかな?)に入って、ゆっくり、前回見れなかったところも見てみたいです。