国際都市ジュネーヴで感じた事⑭「教育の責任者は親・多言語話者の子育て」 | スイスから帰国・地域子育てパーソナリティー

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かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」 
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2017年4月6日㈭~2018年9月27日㈭
毎週木曜 10:00~10:54 生放送で放送されました

スイス在住ママのお悩み解決パーソナリティー

杉野朋子です。

 

 

子供の教育の責任者は「親」で、

何を選択するのは家庭それぞれ。

 

「自由」だからその責任も大きいです。

 

ジュネーブの学校は課外活動がありません。

 

日本の様にある程度、みんな一緒の知識と経験ができる環境ではないです。

 

親は常に『この子にとって何が必要か?』

これを考え続けます。

(フランス語をフランス語で学ぶ、フランス語教室)

 

『何をするにも言葉ができなければ広がらない』

 

学習もスポーツも音楽を習うにしたって、

「フランス語」ができなければ、何もできません。

 

ジュネーブへ来た当初、

子供達も私も「赤ちゃん」になったようでした。

 

「トイレに行きたい」「困っている」「助けて欲しい」

表情としぐさで伝えるのみです。

 

ある程度、理解できるようになってからも

もっとトライしたい!経験してみたいことがあっても、

「フランス語」ができなければ、それ以上のことは学べません。

 

 

また、私は生きていく上で「友達」はとても大切だと考えています。

 

 

するとやっぱりコミュニケーションが取れる言語が必要になってくるわけです。

 

 

子供の教育って、学習面だけではなく、心もですから・・・。

 

(う・・・いまだにフランス語で全部言えない。。。)

 

『多言語話者の子供をどう育てたのか・・・』

 

ヨーロッパの子供は多言語を使う子供が多いですね。

現地校でも「フランス語」「英語」ができる子がけっこういます。

(この他、親とは母国語で会話してます)

 

日本でいう小学4年生から、

ドイツ語がスタートします。

ジュネーブ州の義務教育課程に組み込まれている「ドイツ語」ですが、話せる子は少ないです。(ここでは)

 

スイスの公用語は4つ。

「ドイツ語」「フランス語」「イタリア語」「ロマンシュ語」

 

あれ?「英語」ないでしょ。。。。

 

ではどうして話せる子がいるのか、

それは「親」の選択だと思います。

 

ケニア人 「うちの子は私と一緒に海外に住み続ける運命。

       だからまず英語を訓練したの。

       今はジュネーブに住んだからフランス語よ。」

 

フィリピン人 「フィリピンではインターナショナルスクールだった

         家での会話は英語よ。」

 

ブルース 「僕はドイツ人とのハーフだけど、ドイツ語はできない。

       必要ないから。僕の子供は3か国語できる。

       全部ひとつずつ勉強していった、同時に学ぶと

       混乱してしまう。

       トモコの子供も英語は来年からがベターだよ。」

 

 

多言語話者は、

その子にとって必要なものから学習していったようです。

 

 

教育の取捨選択をすると

「不必要」を決めるのには勇気がいります。

 

わが家の場合は日本語補習校で

「理科」と「社会」を勉強することをやめました。

(小学4年生から6年生まで全て抜け落ちますね)

 

その時間帯はジュネーブのボーイスカウトがあり、

娘の希望もあって、こちらを優先しました。

 

「フランス語」と「友達」はわが家の最優先課題ですから。

 

(ボーイスカウトの写真・フランス語で現地の子と遊びに行きます)

 

『マダムモコの

   そろそろ覚えたいフランス語講座~感情編~』

 

いまだに「嬉しい」しか言えない、私の為の講座()

 

 

 C'était émouvant(セテ テムヴァン)

 

「感動しました」

 

音楽の話題やダンスのことなど、

結構話題にでてきます。

 

これは覚えておきたい伝家の宝刀的な一言()

 

それでは

Au revoir