今回は、切迫早産で入院していた時の

安静度(=制限されていたこと)について書きたいと思います。

 

私が入院していた病院では、

切迫早産の度合いに応じて、

安静度が4段階で区分されていました。

 

安静度 私の場合
洗面 洗面所 洗面所 洗面所 ベッド上 ベッド上
排泄 トイレ トイレ トイレ 尿の管
排便時車いすでトイレ
尿の管
排便時車いすでトイレ
食事 座位 座位 座位 ベッド上座位 ベッド上座位
入浴 シャワー
体拭き
シャワー
体拭き
毎日体拭き
週2で洗髪
毎日体拭き
週2で洗髪
毎日体拭き
週2で洗髪
面会 不可 不可 不可 不可

 

 

私はその中で「レベルⅢ」と伝えられました。

 

しかし、私の場合、

 

・子宮内感染の可能性があること

・一晩で2cm以上子宮頚管長が短くなっており、

 ここ2~3日の状態が勝負になること

 

などの理由により、32週を迎えるまでは、

 

二重丸尿の管を入れた方が良い

二重丸食事、洗顔、歯磨き等はベッド上で

二重丸移動時は車いすで

 

と言われました。

 

つまり、レベルⅣと同じ扱いでした。

 

そんなわけで、排便時と診察以外は常にベッドの上、

という生活が4日間続きました。

 

 

何をするにも誰かの助けが必要なので、

遠慮しいな私としては、なかなか心苦しい生活でした悲しい

 

うがい用に用意してもらった水が足りない・・・

 

カバンをとりたいけど、

できるだけ起き上がってはいけないと言われたしなあ・・・

 

物を落としてしまったけど、今すぐ必要なわけじゃないしなあ・・・

 

こんな感じで、ちょっとしたことでも、

自分でできないとなると、とても不便でした。

 

スタッフさんはどの人も忙しそうなので、

こんな些細なことをお願いするのは申し訳ない・・・

どこまでお願いしようか・・・と、常に迷っていました。

 

 

また、突然入院!だったので、

心の準備もできないまま夫にも突然会えなくなってしまい、

とても心細かったです。

 

きっと、切迫早産で入院している人の中には、

上の子どもがいる、なんて方もいると思います。

 

そうなると、なおさら、

寂しいだろうし、子どものこと心配だろうな・・・と思います。

 

 

 

一方で、制限ばかりの入院生活でしたが、

よかったなと思うこともいくつかありました。

 

・家事も仕事も何もせず、ただ赤ちゃんのことだけを考えていればよい

・特に、何も考えなくても、栄養バランスが完璧な食事が用意される

・何か体に異変があれば、すぐに対応してもらえる

・普通に生活できることへのありがたみを感じられた

 

家では、食事は何にしよう?今度の日曜は地域の清掃活動か・・・

職場では、明日の打ち合わせどうしよう?この問題はどう対処しよう?・・・

いろんなことを考えないといけませんが、

 

病院では、ただひたすら、

一日でも多くベビちゃんをお腹の中で育てる!

ということだけを考えていればよいので、

特に、お腹の張りが落ち着いていた2~3日目は、

比較的ゆったりした時間を過ごせたなと思います。

 

食事に関しても、

ベビちゃんの体を作る大事なものなので、

栄養の管理を病院にしてもらえる!!ということはとても心強かったです。

 

(食事の面だけで言えば、

ずっと入院生活でもいいくらいだなあ、なんて・・・ひらめき

 

また、切迫早産に限らず、

いつ、どこで、何が起こるかわからないのが妊娠・出産です。

 

何か起きてもすぐ対応してもらえる、という点では、

普通に生活するよりも、大きな安心感がありました。

 

そして、人生初!の入院生活だったので、

実際に経験してみないと、その本当の大変さってわからないものだなあ・・・

とつくづく感じていました。

 

 

こんな感じで過ごしていた入院生活。

しんどいながらも、なんとか続いてもらわなきゃ困る!!

と頑張っていました。

 

しかし、入院生活4日目にして、

早々に、”おしるし”が来てしまったのでした。

 

次回、この”おしるし”について書きたいと思います。