今回は、切迫早産と診断されて、
総合病院へ救急搬送された時のことを書きたいと思います。
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31週3日の妊婦健診まで経過は順調と言われていたにも関わらず、
31週4日の朝、切迫早産と診断され、総合病院へ救急搬送されました。
搬送先の病院では、
到着直後に、診察やら採血やら、点滴やら、問診やら・・・してもらいました。
お医者さんだけでも2~3人、
助産師さんたちも含めれば10人くらい?
とてもたくさんのスタッフさんに囲まれて、
ただごとではない雰囲気が漂っていました。
一通り検査が終わったあと、
担当の先生から現在の状態について説明がありました。
ー 検査の結果 ー
・赤ちゃんは元気にしている。
・子宮頚管長は13mmと短く、切迫早産である。
・血液検査の結果、
白血球とCRP(体内の炎症の具合を示す)の値が異常に高い。
→ 体内のどこかで炎症が起きている。
子宮内感染の可能性がある。
・子宮内感染をしている場合は、
赤ちゃんにも感染するリスクがある。
→ 子宮内感染が判明した時点で、
手術(帝王切開)による出産となる。
・子宮内感染しているかの判断の目安
→ 今日中に、
①母体に38℃以上の発熱がある
②赤ちゃんの元気がなくなる
のいずれかの症状が出れば、子宮内感染と判断。
・現状、37.5℃と少し高めだが、子宮内感染とは判断できない。
夜まで様子を見る。
・コロナのPCR検査も実施し、陰性
・上記①②の症状がなくても、
お腹の張りが強くなり、妊娠継続できなくなたら出産となる。
→ この場合、必ずしも帝王切開というわけではないが、
赤ちゃんの元気がなくなるなど、緊急の場合は、帝王切開に切り替える。
・常位胎盤早期剥離を起こる可能性もなくはない。
→ 今後、母子ともに危険な状態になる可能性もある。
ー 今後の対応 ー
・切迫早産の一番の薬は、「動かない」こと。
→ しばらく排尿は管を通して行う。
動けるのは、大便と診察のときのみ。
家族の面会もNG。
・お腹の張りを抑えるため、張り止めの点滴を24時間継続する。
→ 今は、赤ちゃんの成長にとって、1日1日がとても大切なので、
1日でも長くお腹の中にいてもらうことが目標。
・子宮内感染の予防として、抗生剤の投与を開始する。
・肺の成熟を促すため、ステロイド注射を2回実施する。
→ 現在妊娠31週4日で、赤ちゃんの肺は未成熟。
注射の効果が現れるには2日かかるため、
本日中に、妊娠継続が可能と判断した場合にのみ実施する。
・赤ちゃんの成長は、32週、34週、、、と2週間ごとを目安に、
重要な時期を迎える。
→ 今は、3日後の32週を迎えることが目標だが、
32週を迎えられたら、34週を目指し、36週を目指し、、ということになる。
= とにかく、ここ2~3日が特に重要となる。
とのことでした。
ー 手術に関する説明 ー
・下から産める可能性もなくはないが、
ほぼ間違いなく帝王切開になると思っておいた方が良い。
(ちなみに、29週で判明した逆子は、頭が下に戻ってました)
・子宮に対して、U字に切開することになる。
→ 帝王切開は子宮の下部を横方向に切開する方が傷口が目立たないが、
現在、31週で子宮があまり大きくないので、横方向に切開するのは困難。
・正期産の帝王切開と比べ、2回目以降の妊娠のリスクがさらに高くなる。
→ 子宮があまり大きくないので、
子宮全体に対する傷幅が大きくなってしまう。
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説明のあと、先生に色々質問されました。
・基礎疾患は?
・アレルギーは?
・喘息は?
・飲酒、喫煙は?
・これまでに手術や入院したことは?
・ほかに大きな病気をしたことは?
などなど・・・
どの質問にも「ないです」と答えていると、
先生は驚いたような様子でにっこり笑って、
「急なことでびっくりしましたよね・・・」と慰めてくださいました。
本当にその通りで、
自分の体は健康そのものだと思っていたので、
本当に、ドラマの世界に飛び込んだかのような、、、
そんな気分でした。
妊娠・出産とは何があるかわかりませんね・・・。
何はともあれ、赤ちゃんは元気、それだけが救いでした。
もっとお腹の中で育ててあげたかったな・・・
できれば下から産みたかったな・・・
色々複雑な気持ちはありましたが、こうなってしまったからには、
一日でも多くお腹の中で育ててあげる!
それがダメでも、必ず無事出産する!
この二つを目標に、覚悟を決めて入院生活に挑むことになりました。