3月の「ステージマザー」を最後に、ずいぶん長く映画館へ行ってなかった
館内でコロナウイルス感染する心配は無いと思いますが
繁華街に出たからには「あそこにもここにも寄ってみたい」となって、うろうろしちゃう自制心の無さが恐い
結果、混み合う電車で帰宅する事になるのも恐かったのです
ワクチン接種で少し気持ちは楽になったけど、日々増える感染者数にビビって映画館鑑賞は諦めていました
だって、予告編を観ると次から次へと観たい作品が出てきて、我慢できなくなるから
コロナ感染者が激減して緊急事態宣言も解除された事ですし
少しドキドキしながら梅田に向かいました
電車内は少し混んでいましたが、駅広場の人出はまだ少ない
いざ大阪ステーションシネマへ
映画館鑑賞再開に選んだのは「デューン 砂の惑星」
「デューン」は1984年版を観た後、原作を読みました
37年前の話だわ
ほぼ真っ新な状態で観たドゥニ・ヴィルヌーブ監督作
素晴らしかったです!
ティモシー・シャラメをはじめキャストがピタリとはまっていました
あくまでも私の好みですが
アトレイデス公爵を演じたオスカー・アイザックを見直しました
「スターウォーズ」の時は少し頼りない気がしたのですが、今作では高潔で立派な大公でした
セクシーだったし
キャストの名前を見るまで「この素敵なおじさんだれ?」と思って観ていましたよ
ヴィルヌーブ監督作の常連になりつつある、デイブ・バウティスタは悪役
パート2にも出るでしょうね~
シャーロット・ランプリングはベールを被っていたせいか?まったく判らなかった
ヴィルヌーブ監督の名前を強く意識したのは「ブレードランナー2049」からですが
「ボーダーライン」
「プリズナーズ」
「複製された男」・・・など
結構観ていました
ブレードランナーでも霞んでいるのに細部までクリアに見えていた、砂漠の描写が進化していた
直線的な構造物やインテリア
曲線が面白い乗り物や戦闘服のデザイン
全体に暗いけどちゃんと濃淡がついた画面
ヴィルヌーブ監督の趣味全開
昔の作品から共通していますが、音楽の使い方が好きやわ~
155分と長い作品ですが、最初から人間関係が分かり易く描かれ
容易に映画の中に入り込めます
1984年デビッド・リンチ版はリアルタイムで観ていますが
監督の事や映画制作の裏側なんて事も詳しく知らないままで
凄い映画なんだけど、ちょっと笑けてしまった覚えが・・・スティングの張り切り具合とか?
古めかしく思えた飛行機器のデザインも一新されて、ヴィルヌーブ監督好みのツルリとした質感が多かった
その中でも少し異質な、トンボのような羽ばたき飛行機は特に素敵!
ここでも低く響き続ける音響が素晴らしかったです
「ブエノスアイレス」で一目ぼれしたチャン・チェンや
「アクアマン」より魅力的に思えたジェイソン・モモアはパート2に出られそうにないのが残念やけど
美しいゼンデイヤや存在感がすごいハビエル・バルデムはパート2でもたっぷり観られるでしょう
巨大サンドワームを乗りこなすフレメンの姿も、もっとたくさん観たいものです
デヴィット・ボウイをモデルにした「スターダスト」も魅力的ですね
そして鑑賞後のお楽しみ
映画チケットで受けられるサービスを使って一人ランチしました
サービスはハイボールを選んで
創作串カツ6本と豆腐サラダ・味噌汁・ご飯・香の物・シャーベットがセット
目の前で一本づつ揚げたてを出してくれるので、たいへん美味しくいただけました
その割にお手頃価格なので、きっと友人を誘っても喜ばれるわね