卵巣を刺激して5つほど卵胞を育てました。
お腹に卵がいっぱい。
気分は産卵期の鮭です。
鮭は日本の川で生まれたあと、
大海原に出て、
アラスカまで泳いでいって、
最後は故郷の川に戻って産卵するらしいです。
私も、
出産するときは里帰り出産したいなぁ。
……なんてことを思いながら、
いそいそと、都内の不妊治療クリニックへ出かけました。
今までも無麻酔で採卵していました。
ただ、それは自然周期だったから。
1個しか取れないから、
多少痛くても耐えられました。
今回、5個って言われて、
悩んだのですが、
一回麻酔なしでやってみよう！と思って、
麻酔なしを選択しました。
通っているクリニックでは、
麻酔なしだとしても、
座薬での痛み止めは入れてくれますので、
なんとかなるかなと。
そしてイザ採卵……。
〜採卵室にて〜
いつものようにすっぽんぽん+検査着に着替えて、
内診台に足を固定されて、
膣内を消毒。
カチャカチャ。
ここら辺はだいぶ慣れました。
膣内の消毒は気持ち悪い感覚ありますが、
なんかもうそんなもんだよねハイハイっていう感じで、
特に感想なし。
エコーを見ていると、
卵がポコポコ写っていたので、
どうやら採卵できそうだとホッとしました。
卵巣刺激していると、
排卵しちゃいましたってことがないのは嬉しいですね。
看護師さんに座薬を入れてもらったら、
いよいよ採卵です。
先生
「いちにのさん、で入りますね。はい、ではいち、にの、さん」
チクっ
と針を刺した痛みがあった後、
モニターを見ていると、
針の中にドンドン卵胞液が吸い込まれていくのが見えました。
5秒とか、10秒とかそれくらいかけて、
卵胞はなくなりました。
痛みはそれほどでもなく、
まずは1個目の採卵が終了。
これくらいならね、全然耐えられますね。
と思って2個目。
先生「いち、にの、さん」
チクっ。
一瞬の痛みの後は何事もなく、
2個目も1個目と同じ感じで終了。
あと3つ、頑張れ自分。
先生「はい、いちにのさんっ」
チクッ……
痛っ！！
3個目の採卵にて、
これまでに感じたことのなかった激痛が走る。
卵胞液を吸っている間中、ずっと痛いし、
なんならどんどん痛くなってくる。
痛みの種類は卵管造影のときと同じで、
ギューーーッて刺されているような痛みが下腹部にはしる。
え、3個目おかしくない？
こんなに痛いのはじめてなんですが？？？
ぎゃー
痛いーー
まあしかし、もう半分は終わったから、
あと2つ……。
ここら辺からあまりに痛くてモニター見る余裕がなくなってきました。
4個目……も痛い！
チクって刺した後に、
卵胞液を吸い上げている間、吸い上げるのと共にドンドン痛みが激痛になる。
ぎゃー痛いーー
5個目……あたりからもう数えられなくなる。
引き続き痛い。
そして6個目….。
うん？あれ、6個目？5個で終わりじゃなかったの？？
ぎゃーー痛いー！！
いーたーいーーー！！
先生「はい、いちにっさんっ」
先生、いつ終わるんですか！？
チクッ
痛い！！
薄目でモニター見たら、
まだ卵胞が見えます。
先生「いち、に、さんっ」
チクッ
ぎゃーー！！！
これで最後？もう終わりだよね？
と思ってまたモニター見たら、
次の卵胞が現れました。
ぎゃー！
先生「いち、に、さんっ！」
ぎゃーー！！！！！
ぎゃーー
……
そんなわけで、
何個の採卵ができたのかよくわからぬまま、
採卵終了。
途中から数を数える余裕がなくなり、
痛みに耐えるので必死で、
ひたすら早く終わってくれと願っていました。
激痛に耐えて、
もう終わりかな？
と思ってモニターを見た時に、
次の卵胞が現れた時の絶望感。
まだあるんかい……
卵がたくさんとれるのは嬉しいんですけどね
いつも、採卵が終わったら、
すぐに着替えるのですが、
この日はさすがに横になって30分ほど休みました。
ああ、痛かった……。
果たしていくつ卵子が取れたのでしょうか。
続きます。