ブログのコメント欄を通じて、
無痛分娩について専門家の団体や公的機関がいろいろ情報を発信していることを教わりました。

せっかくなのでそのことを紹介します。

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無痛分娩施設を検索できる「JALA」


JALAとは一体なんの団体かというと、

無痛分娩を希望する人がもっと適切な分娩施設を選べるように、
無痛分娩施設をとりまとめてウェブサイト上で公開している、
産婦人科のお医者さんや看護師さん、麻酔科の先生たちによってつくられた団体

のようです。(私の解釈)

団体が設立されたきっかけは、
2017年に無痛分娩による医療事故が報じられたことだそうで、
報道によって妊婦さんの間で不安が広がってしまい、この状況を改善するために、
このような団体やウェブサイトができたのだとか。

無痛分娩施設検索のページには、
全国の無痛分娩をしている病院が紹介されています。



掲載されるためにはいろいろと情報公開をしないといけないみたい。

「情報提供しているイコール安全」

という意味ではなくて、

「無痛分娩に関する情報を積極的に公開している」

という話ですが、

それでもやはり情報があることで、
安心してその施設を選べますし、
もしくはその施設を選ばないこともできます。

以下、引用します

無痛分娩施設検索リストに掲載されている施設について

 このリストに掲載されている施設は、JALAでお願いしている「情報公開に積極的な無痛分娩施設のリスト」への掲載に同意し、施設情報登録システムから自施設の情報を入力した施設です。現時点での掲載施設数はそれほど多くありませんが、その主な理由は、リストに掲載されるためには、その施設のウェブサイトでの情報公開の体制を整備する必要があることです。この事業への参画のお願いにご同意いただいている施設は2019年12月11日現在で341施設となっており、このうち、JALAサイトの運営事務局までの施設情報の公開依頼をされた施設が123施設となっています。現時点では公開できている施設は85施設ですが、今後、各施設での対応準備が進むとともに施設情報登録が進んで行くことになります


厚生労働省の無痛分娩施設一覧

厚生労働省のホームページにも、無痛分娩施設の一覧があります。

JALAよりも掲載数は多いですが、
情報はちょい古いです(平成30年4月のもの)。

ちゃんと精査したわけではないのですが、
JALAよりも掲載基準はユルいような気がします。(なんとなく)

ユルいというか、
公開されている情報が少ない。

以下、厚生労働省の掲載基準に関して引用です。


厚生労働省のウェブサイトに掲載を希望した無痛分娩取扱施設の一覧(令和2年6月1日時点)
提言で示された無痛分娩の提供体制に関する情報を入手しやすい環境が整備されるまでの間も、無痛分娩を希望する妊婦が分娩施設を選択する際の参考となるよう無痛分娩取扱施設の一覧を作成しました。


日本産科麻酔学会の無痛分娩Q&A

こちらのサイトは無痛分娩に関する情報が充実しています。

そもそもなぜお産は痛いのか?
全国に無痛分娩施設がどれくらいあるのか?
無痛分娩のメリット・デメリット

という基本的なことから、

麻酔の入れ方
麻酔の副作用
麻酔の赤ちゃんへの影響
海外の状況

といった詳しい情報まで網羅しています。


日本産科麻酔学会は無痛分娩施設の選び方について、

無痛分娩を希望する際には、それぞれの施設に問い合わせ、詳しい説明を受けることが大切です。 そして、知識と経験の十分な医師のいる施設で無痛分娩を受けることをお勧めします。

と記載しています。

JALAや厚生労働省の施設一覧をチラッと見てみると、
無痛分娩の取り扱い施設の中には、
年に1〜2件しか無痛分娩をしていないケースもあれば、
何百件、すごいところだと1000件以上取り扱っていたりもします。

また、実績は多くても、
医師の数や麻酔科医の数が極端に少ない施設も。

できれば、
実績もそこそこあって、
麻酔科医の方が複数名いる病院があればいいのだけれど、
さすがにそんな都合よく家の近くにあるわけもなくえーん

妊娠するまでの間にもっと増えたらいいなあ。